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刮目して見よ!【アカデミー】Ⅰ号戦車B型 の出来栄えは?

突然では有りますが 私はアカデミーってメーカーのキットはあまり好みでは無いんですよね。

拘ってる所も有り面白い部分も有るのですが、基本的な造形や技術が現代のレベルに達していないと感じる部分が多く、良質なキットを多く見て目の肥えてしまった自分には何だか物足りなく感じてたからなんですよね。

しかしそんな昨今、最近のアカデミーは何だか違うぞ!ってネット上で見聞きするようになってきました!

モデラー仲間からもそんなに悪い感想は聞かないし、最近の新製品のレビューなどを見ても感触良さげ。

「本当か?本当に昔のアカデミーとは違うのか⁈」

一度ついたイメージは中々離れないので疑り深く購入をためらっていましたが、たまたま訪れた模型店で見かけたので遂に買ってしまいました。

 

タミヤからも発売の噂が有るけどまだまだ先だろ?」

っとおもってたらすぐにタミヤからも発売決定してしまった訳ですが、それならこれを機会にどこまで良いキットを作るようになったのか調べてみるかとなったワケです♪

 

さて、アカデミーのキットは以前と違い、私を満足させることが出来るのか?

さっそく見ていきましょう♪

 

www.puramodeblog.com

 

車体のパーツは各装甲面のディテールを再現する為、各面を貼り付けていく組立方式。

モールドも全体的にシャープで他社にも引けを取りませんね。

 

戦車長のフィギュアも多少モールドが浅く見えますが中々良い感じです。

 

バイクの泥除けのパーツも一発抜きで、車輪の位置決めのためのダボが付いてますね。

一号戦車ともなると小型で履帯も一コマ一コマが凄く小さいのですが、これを部分連結式で再現。

多少ランナーから切り出しにくい所は有りますが、繊細モールドされています。

画像は撮り忘れましたが車外装備品の固定ハンドルのも取っ手まで再現されてます。

「んっ⁈もしかしてコレホントに良いキットなんじゃね?」

 

とりあえず足回りを組立てみました。

小さい戦車なのでサクサク組めて行けます。

少ないパーツ数でも納得の再現度。

タイヤの彫刻も再現されてるし・・作るの楽しくなってきましたよ。

 

1/35でも手のひらサイズのコンパクトな車体が見てとれますね。

小さくて薄っぺらい転輪が軽戦車である事を実感させてくれます。

また転輪同士を繋げているバーが機関車っぽくてクラシカルな見た目が、1号戦車の魅力でもあります。

 

部分連結式の履帯ですが、もう最近手慣れてきたので特に組むのに難しいとは感じませんが、老眼のすすんだ眼には小さい履帯の一コマずつランナー切り出し整形するのは骨が折れました💧

しかしながら組立自体はスムーズで、各転輪にもピッタリとフィットしてとても組立易かったです。

 

もちろん各転輪は接着せずに履帯だけ付ける、いつも通りの組み方でいきます。

この方が塗装もスムーズだからですが、このキットはこの組み方をしても脱着もスムーズに行えるので設計の精度が高いのが伺えます。

こりゃホントに良いキットだぞ🤔

 

そして車体上部へ。

ここは各面を貼り付けていく構造から慎重に仮組み、すり合わせしました。

少し隙間が空いてしまう部分が有ったので、若干各部を削って調整。

それでも少し隙間が出来たので溶きパテで埋めしました。

まあこれに関してはもう少し慎重に組立てれば防げたかもしれません。

 

はみ出た部分はシンナーを含めた綿棒で擦って拭き取りでOK。

ほんの小さな隙間なのでこれで十分です。

当時の1号戦車の実車の画像を見ると、よくフロントのフェンダーが外れています。

自分も無い方がカッコいいと思ったので少々加工。

フロントフェンダー接合部の糊しろの部分をカットしてしまいます。

 

後は前方から見えるフェンダー部分を薄く削ってしまいましょう。

ここら辺りは外した跡の蝶番が有るみたいですが、資料も無いし作ってもすぐ壊してしまいそうなのでこのままいきます。

 

そして更に数時間組立。

各部のフック、ライト類を装着しました。

吊り下げフックは、ちゃんとフックの形を1パーツで再現されててちょっと感動☆彡

ライトは組立説明書の指示を無視して、カバーの付いた状態で組みました。

指示通りのライト剥き出し状態だと、レンズが透明パーツでは無いので目立ってしまうと判断したためですね。

 

後部から。

リアフェンダーの跳ね上げ防止スプリングもパーツ化されてますね。

マフラーカバーはエッチング製の物が付属しますが、とりあえず後付けにしておきます。

砲塔も小さく、主砲も機銃7.92mm機銃2門のみなのですぐ完成。

砲塔上面半分はハッチというコンパクトさ😆

ティーガー1のキューポラに機銃を付けたような大きさです。

 

種車外装備品は塗装後に付けるため、整形だけしておきます。

 

 

牽引ワイヤーは細い糸で再現されています。

ホントに細くてティーガー1のような重戦車ばかり作ってきた身からすると、こんなに細いロープで大丈夫かと心配になりますが・・軽戦車にはこれで十分なのでしょう。

 

と、ここまでで塗装前までの組立はほぼ終了といったところでしょうか?

今回はキットのポテンシャルを確かめるべく、ほとんどストレート組でいきましょう。

元が小さい戦車なのも有りますが、パーツ数も程々でストレスなく組みあがります。

この点は今後バリエーション展開された時にも効いてくるでしょうね。

いやはや、御見それしました😑

 

以上アカデミー 1号戦車B型の組立レビューでした。

このキットは特に調整せずともパーツの合いは良く、薄い部品は薄く成形されているし、吊り下げフック類も繊細なモールドで再現されています。

全体的なフォルムも良いと思いますし、初めて1号戦車を作ってみましたが 中々個性的で面白い形をしているなぁといった印象。

これはアカデミー社に対する認識を改めねばならないなと感じる一作でした。

近く発売されるタミヤの1号戦車ももちろん購入しますが、お手軽なサイズなので制作後はこのアカデミー1号と同時に塗装してみようと思います。

 

 

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