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作ってみよう!【フジミ】 艦NEXT 1/700 秋月/初月

 

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先日の展示会で影響を受けて久々に艦船模型が作りたくなっていたのと、自分の好きな秋月型駆逐艦がスナップキットシリーズのフジミ 艦NEXTで発売されていたので作ってみました。

秋月、初月二隻セットで税込み4,644円でした。

駆逐艦としては大型で、長砲身の10cm連装高角砲や独特の艦橋形状がカッコいい秋月型。いつか作りたいと思っていたので、発売を楽しみにしていました。

今回は二隻セットという事と、プラモデル初心者の方向けの紹介コーナー【作ってみよう!】での製作ですので、まずは一隻を出来るだけ少ない手間で仕上げてみたいと思います。

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同型艦ながら二隻の違いを製造された工廠独特のグレーを成型色で再現する拘り。塗装せずとも十分雰囲気が味わえます。

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色だけでなく各部形状の違いも再現されています。昔のキットはデータも無かった事もあり、同型艦ならキットも同じで箱絵だけ違うってのも多かったですが、最近は考証も進んで各艦の個体差も分かってきているので模型メーカーさんも大変ですね。

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基本的に接着剤不要のスナップキットですが、非常にスケールの細かい艦船模型でそれを全て再現できるわけもなく、こだわる方には接着やパーツに穴を開けて差し込むパーツも付属しています。

しかし今回は入門用という事で使わずに製作してみますね。

 

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駆逐艦だからと軽く見ていましたが、開封すると意外に多いランナーに驚かされます。

しかしながら二隻セットということもあり、使うパーツはその半分。しかも秋月専用のパーツは別に一袋にまとめられているので迷いません。

またよく見ると、他の船にも使える汎用パーツ用のランナーも多く付属しているので、さらに使用するパーツは少ないものと思われます。

気負わずに製作していきましょう。

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繊細な駆逐艦の船体がシャープな造形で再現されています。船体上下のパーツの合いも良くて船体の継ぎ目や舷外電路、錨も一体成型されています。

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甲板の一部に敷き詰められたリノリウム部分も、別パーツ化されているので塗り分ける必要が有りません。その辺りが手間無しで初心者に作りやすさをアピールする艦NEXTシリーズの良さが有ります。

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煙突部分。小さいながらラッタル、蒸気捨管などが別パーツで再現されています。作りやすさだけでなく、再現する所はしっかり再現しています。

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スライド金型も多用し、一体成型も多いのでどんどん組みあがっていきます。テンポ良いです。

 

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しかし、わずかながらリノリウム部分と船体部分に隙間が見える所が有ります。こういう所は、フジミのキットがたまにある所。本格的に作る時には対処しますが、気にしなければOKなのでこのまま組みます。

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秋月型独特の艦橋もリアルに再現。窓の庇やラッタル、遮風柵もいい感じですね。

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船体にのっけて見ると、もう秋月型駆逐艦にしか見えません!

当たり前ですが・・・。

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スマートな船体に組立途中にも関わらず、ウットリと眺めて悦に入る。

モデラー至福の時間ですね♪

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さてこれから艤装を進めていきます。主砲のディテールも十分で、しかもわずか3パーツで再現。4連魚雷発射管は2パーツ。

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なんの気無しに組んでましたが、よく見ると10cm砲の砲口がスライド金型で開口されています。やりすぎだ~!凄いよフジミさん!

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徐々に武装が施されていきます。

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そして最後に25㎜三連装機銃を取り付けます。銃身が細いので痛めやすいので気をつけて。

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ほとんど組立が終わったので、リノリウム部分に一体成型されている部分の塗り分けなど少し行いたいと思います。今回初月の製作なので舞鶴海軍工廠色で筆塗りです。

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魚雷の運搬軌条を筆を寝かせて、頭だけ塗る感じで。

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お次は搭載されたボートを木甲板色で。

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幌の部分はシタデルカラーの適当な白色で塗りました。

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ここで一旦半艶消しクリアーで全体をコート。艶消しでも良いですが、今回は何となく気分で・・。

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後は仕上げにモールドにメリハリをつけるため、タミヤのスミ入れ塗料ダークグレイを薄めに流し込みして完成です。

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という事で、写真を撮りながらでも3時間程で完成しました。フジミ 1/700 艦NEXT 初月です。簡単フィニッシュでこれだけ見れる完成度ならアリなんじゃないでしょうか?

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アップで見ていると、あそこが太いあそこが厚い、等々有るかと思いますが簡単フィニッシュでここまでの出来の物が手に入る事を素直に喜びたいと思います。艦船模型に興味が出て作ってみたいと思う方でも、あまりに小さく細かいパーツに尻込みする事が有ると思います。しかし、この艦NEXTであれば塗装せずともここまでのものが出来ますから、一度挑戦されては如何でしょうか?

こだわって更に細かい所を再現していくのは、腕を上げてからで良いですし、気にせずこのままコレクションしていくのも良いと思います。

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最後に私が最近、ストレートに作り全塗装した ハセガワの駆逐艦 夕雲と

10年以上前に当時の自分の技術と資金で徹底ディテールアップしたフジミの戦艦 大和と並べてみました。莫大な国家予算を投入して建造された大和はプラモデルでも多くのお小遣いが投入されています💦

まあそれはさておき、画像を参考にどの辺りに自分の完成品への満足度を持っていくかへの参考になればと。

皆さんももっと気軽に艦船模型を楽しみましょう♪

フジミ模型 1/700 艦NEXTシリーズ No.16 日本海軍秋月型駆逐艦 秋月/初月 昭和19年/捷一号作戦 色分け済み プラモデル 艦NX16