さて膨大な量のシール貼りもなんとか終わり、保護の為水性の艶消しクリアーを全体に吹き付けました。これからはスターウォーズメカ最大のお楽しみのウェザリング(汚し塗装)に入ってきたいと思います。
使うのはこちら、上の画像のMr.ウェザリングカラー4色。
日本製であり全国の模型を扱っているお店で比較手に入れやすいMr.ウェザリングカラーですが、使いやすい色で乾燥も早くてプラスチック本体を傷めず、また乾燥後に艶消しの仕上がりとなるのが特徴で、特に戦車模型で愛用しています。
ウェザリングは模型雑誌の作例や、組み立て説明書の完成見本を参考にしながら施していきます。
初めてウェザリングをする方は、どんどんリアルになっていくのが嬉しくて、ついつい調子に乗ってやってやり過ぎてしまうので気をつけてください。
なるべく控えめに薄い色から始めて全体的に汚せたら、強調したいところにだけ濃い色を使う事で比較的うまく仕上げる事が出来ます。
強調するのは特に影になる所、汚れの溜まると思われるところです。
ここをやり過ぎてしまうと、使い込まれた歴戦のミレニアム・ファルコンが、ただの汚いミレニアム・ファルコンのプラモデルになってしまいますので重ねて慎重に!
と言っても、私も今まで沢山のキットで失敗してきましたのですけどね💦
まあ散々言っておいて何ですが、それでもやり過ぎてしまっても大丈夫! 専用うすめ液が有るので拭き取りもできます。
うすめ液を綿棒に染み込ませ、はみ出たりやり過ぎた部分をふき取っていきます。
艶消し塗装の後に拭きとりをしても、完全には拭き取れず少し色が残ってしまいやすいです。
それを防ぐには艶有りか半艶消しクリアーでコートしておけば良いのですが、まあ色が残っても色合いに深みがでて単調にならず、良い効果をもたらしたりするので今回は良しとしておきます。
失敗を恐れずどんどん汚していきましょう!
物が大きいので汚すのも大変ですが、おもちゃっぽいプラモデルがどんどん劇中のミレニアム・ファルコンのイメージに近づいていくのが楽しいです。
ある程度ウェザリングに目処がついたら、次は陰影を強調するためスモークをつや消しにしたものを影になる部分にエアブラシで吹き付けます。
使用したのはタミヤ 水性アクリル X-19 スモークにフラットベースを混ぜたものです。
これによって立体感にさらにメリハリが付いてきます
薄汚れた雰囲気さらに強調されてだんだんと「おんぼろじゃないか!」とルークに言われたイメージに近づいてきます。
さてある程度陰影のメリハリもついてきたら、最後に最も濃い汚れ色となる黒いすす汚れを吹き付けたいと思います。
今回塗料のストックからグンゼの水性ホビーカラー H343スートを使ってみました。
今気づいたののですがグンゼとはGSIクレオスの旧社名で、それからいっても年代物の塗料ですね。買ってから20年程経ってるかも・・・💦
取りあえず有ったので使いましたが、現在は売ってないようですね。もしそうなら参考にならずスミマセン!
機体上面の排気口らしい所やダメージ跡を中心に吹き付けます。これが最も塗装する色で濃い汚れとなるので、やりすぎないよう注意して吹き付けていきます。
そしてお次は錆や汚れの雨だれを、オレンジやこげ茶の色鉛筆で線を書き込みます。
それだけでは不自然に見えてしまうので更にその上から・・
先ほど使用したウェザリングカラーのラストオレンジやグランドブラウンを書き込みます。
これは多少太めに書いても大丈夫です。
少し乾燥したら薄め液を少し染み込ませた腰の有る平筆等で、重力の働く方向に流していきます。
私の筆使い込んでバサバサですが、皆さん良い筆使って下さいね💦
そんな感じで全体的に汚していき、バランスを見ていきます。
場合によっては、今までの工程を行きつ戻りつ自分が満足するまで心ゆくまでウェザリングを楽しんでください。
2か月に及び楽しんできたPGミレニアム・ファルコンも完成が見えてきました。次回完成編をお楽しみに!