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タミヤ 1/35 パンサーD型 製作➀

 

さて、今回はタミヤさんのパンサーD型を製作していこうと思います。

私はタミヤの1/35ミリタリーミニチュアシリーズは、新作出るたびほとんど購入しているんですが、このパンサーD型は何となくスルーしてました。

正直パンサーは改良を重ねたA型、G型が好みなので。

D型は焦って投入されたクルスクの戦いで故障が頻発し、活躍できなかったというイメージと、砲塔上部の筒状のキューポラや、車体前面の機銃が装備されていないなど形状的にまだまだ煮詰められていない感じが好きになれなかったんですよね。

 

結構戦車を作り続けてる自分でも、新鮮な塗装レシピなど載ってます!

しかし、月間モデルグラフィックス2023年1月号の特集での作例を見た時、その素晴らしい塗装とウェザリングを見て一気に制作意欲が湧いてしまいました。

コレめちゃくちゃカッコいい!

影響されやすい自分は、もうそれだけで製作開始決定です!

 

 

今回の制作方針は?

さて私はプラモデルを作成するにあたり、軽くコンセプトを決めています。

今回は、比較的簡単に出来る範囲でディテールアップパーツを使い、かつ雑誌で解説されている塗装工程をまねて、少しでも雑誌作例に近い完成を目指す事とします。

なるべく初心者の方に向けても解説していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

使用するディテールアップパーツ

エンジンは一度載せてみたかったんですよね

タミヤのキットは組立てやすく、製作にも余力をもって当たれる事も有りディテールアップパーツも豊富に出回っています。

今回はタミヤ「パンサーD型」の公式別売パーツの「連結式履帯セット」と、同じくタミヤ「ドイツ戦車兵エンジン整備セット」、そしてパッションモデルスから「パンサーD型メッシュエッチングセット」を購入しました。

「連結式履帯セット」は緩やかなキャタピラの弛みと、重量感の再現に向いている事。

そして塗装をしやすさなどから導入しました。

「エンジン整備セット」はトラブル頻発してたイメージのパンサーD型には、エンジン整備のシーンを再現するのも面白いかと思いました。

「メッシュエッチングセット」はエンジンルームの異物混入防止の為に、上部に貼られたメッシュを再現する為、私はドイツ戦車の場合は必ず使っています。

後は以前に購入してあったパーツなどを逐次使用していこうと思います。

皆さんは自分の気になったパーツだけ使ってみて下さいね。

 

 

 

パンサーD型キット本体

モデラーにプレッシャーを与えないタミヤキットのパーツ数。これですよ!

少しだけパンター*1本体のキット内容を紹介しましょう。

タミヤいつもながらの部品点数を抑えた作りで、好感が持てます。初心者の方だと、あまりパーツ数が多いとそれだけで尻込みしちゃいますからね。

初心者に優しく、腕を上げても作り込む楽しみもある。まさにタミヤイムズですね。

 

以前のタミヤパンター系キットには無かったラジエターファンがパーツ化されてます。

上からメッシュを貼るので、ほとんど見えなくなるとは言え嬉しいポイント!

 

パンターの長砲身75㎜砲は砲身が一体成型。貼り合わせタイプじゃないので合わせ目処理も無いので手間いらず。

これなら敢えて金属製砲身を使わなくても満足できそうです。

 

戦車の顔とも言うべき防盾は、装甲表面の荒々しさをリアルに再現しています。

 

付属する2体のフィギュアも、最近のタミヤらしくディテールもキレキレの逸品です。

後は塗装の腕だけか~💦

 

今回は使用を見合わせますがベルト式キャタピラも、もう十分なディテール。

塗装もできるので、ちゃんとフィッティングさせれば可動式にも遜色ないです。

また、パンターティーガーのようなキャタピラの幅広な戦車は、ベルト式キャタピラでのロコ組み*2もやりやすいですよ。

 

搭載するエンジンの組み立て

エンジンのパーツはたったこれだけ

搭載する関係上、最初に作っておいた方が今後の作業のテンポが良かろうとエンジン整備セットのエンジンから組み立てます。

キットは、パンターの他にティーガーティーガー2のエンジンにも組めるのでパンター用のパーツだけ切り出して作業を始めました。

本物の搭載されたエンジンの画像などを見るとキットはかなりアッサリしてますが、エンジンルームをのぞき込んでもハッチから見える範囲は知れているので、これで十分でしょう。

 

って事で塗装して組んでみました。

上部の白い部分はエアクリーナーボックスで、実車の画像を見ると結構塗装が剥がれて金属の下地が見えるためそれを再現しました。

シルバーを塗装後、シリコンバリアーを塗布。その上にフラットホワイトをした後、適当に尖ったものでホワイトの塗装を削り落とします。

シリコンバリアーは塗ると その上に塗装した物が剥がれやすくなるので、こういった表現をしたい時に効果を発揮します。

おぉ~このチラリズム

 

完成したエンジンルームをキットに組み込んでみました。

ん~良いんじゃないのこの感じ!

実戦投入後トラブル続きだったD型パンターには、ハッチを開けて整備する情景も似合いそうです。

 

ついでにキットの付属のラジエターファンのパーツも塗装し接着してみました。

色はキット指定のスカイグレイです。

今まで戦車の中身まで再現しても、どうせ見えないし面倒臭いよな~って思ってましたが、装甲に囲われた中に有るメカって子供の頃に憧れたガンプラのメカニックモデルのように男心をくすぐります。

こりゃ内部のフルインテリアを再現したキットも作ってみたい!・・って思えてきましたね。

テンションが上がってきたところで次回に続きます!

 

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*1:タミヤのキット名はパンサーですが、ここではあえてドイツ語っぽくパンターと呼びます

*2:キャタピラと転輪を接着し一体化して、塗装しやすいように本体から外せるようにする組立法