突然ですが私、タミヤのミリタリーミニチュアシリーズ*1(以下MMシリーズ)をこよなく愛するモデラーでございます。
こちらのブログでもちょくちょく製作風景上げてるんで、よく見てくれてる方はご存知かと思います。
なるべく分かりやすくと製作や塗装の仕方をUPしてるのは、ガンプラなどの接着剤を使わないプラモデルしか作らない人にも興味を持って貰えたらって考えてのことなんですよね!
そこで今回は、私のブログを見てくれている方の中で少しばかり戦車模型作ってみようかな?ってちょっとでも思ってくれたあなた!
そう、これを読んでくれてるあなたに初心者にも優しいタミヤのミリタリーミニチュアシリーズから、その中でも特にコレなら初めて作っても作りやすいし、なおかつミリタリーモデルの面白さを実感することができる!っと太鼓判を押すキットを3つ紹介させて頂きます。
今回紹介する3種類のキットは初めての方が、どれを選んでも大丈夫な物を選びました。
しかし、選考された1~3の順番で組んでいけば徐々に組立やディテールアップの技術もアップしていくように選んでいます。
車両に特にコダワリが無ければ、1番を作って「おっ!戦車って意外と面白いな」って思ってもらえたら2番3番とステップアップしてみてくださいね!
選考基準としては・・
- 安価である(タミヤ製品は大概お安いです)
- 塗装が比較的カンタンである(迷彩塗装はハードル高いですよね)
- ベルト式キャタピラである(連結式より組立カンタン)
- カッコいい!(私の独断です)
これだけ押さえてればまず大丈夫でしょう!
これ読んで「ま~一つ騙されたつもりで作ってみるか~」って方が一人でも居たら嬉しいんですがね~(笑)
ではまず一つめはコチラ!
アメリカ陸軍 M4A3E8 シャーマン イージーエイト ヨーロッパ戦線
タミヤの数ある戦車模型の中からまず最初に作るならとおすすめなのがコチラ!
ガンプラしか詳しくないあなた!シロー・アマダの乗ってるやつじゃないですよw
こちらはガンダムEz8の名前の由来となったシャーマン イージーエイトです。
ドイツ戦車に比べて貧弱なイメージのあるシャーマン戦車ですが、イージーエイトはアメリカ軍での最終進化形態となっており、キャタピラも太く主砲も強化されており、かなり強そうでカッコいいですね!
細かい部分で違いは有りますが、ブラッド・ピッドの映画「フューリー」のフューリー号としても有名です。
キットは近年の発売の物なので組み立てやすく、すぐ形になりますよ。
映画で良くブラピが見せていた、ハッチから少し顔を出してマイクで指令を出しているシーンが有りましたが、キットに付属の戦車兵フィギュアが同じポーズを再現してるのもポイント高し!
最初にこのキットをおすすめしたのは、シャーマン系列の車両は実車もキャタピラがピンと張っていてあまり垂れ下がってないので、付属のベルト式キャタピラでストレートに組んでも違和感なく仕上がる所ですね。
実車でキャタピラが重量感たっぷりに垂れ下がってるのに、プラモデルでピンと張っていると途端に玩具っぽくなってしまいますからね。
おすすめオプション
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.229 連合軍 車輛アクセサリーセット プラモデル 35229
構造が単純で部品数も多くないので、すぐに完成させてフューリー号よろしく別売りのアクセサリーセットのバッグやシートなんかをくっつけてデコレートする事で自分だけの車両が作れます。
アメリカ軍独特の荷物を満載を再現するのも楽しいですね。
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.347 アメリカ陸軍 戦車兵セット ヨーロッパ戦線 プラモデル 35347
どう見たって「フューリー」の登場人物意識してるでしょ?って感じのアメリカ戦車兵セットを組み合わせて更に雰囲気を楽しむのもいいですね。
戦車単体よりもフィギュアやアクセサリーを追加していく事で、ストーリーや情景を感じさせる作品に仕上げていく。
タミヤMMシリーズの楽しさを知るにも、またミリタリーモデル入門用にピッタリの逸品ですね♫
ドイツ 重戦車 タイガーⅠ型 初期生産型
さて、フューリー号を作ったら劇中で圧倒的な強さを見せたライバル、タイガーⅠ型戦車を作りたくなりますよね!
ガールズ&パンツァーで主人公の姉 西住まほの駆る戦車としても有名です。
タミヤからのキットとしては伝説的な強さから人気も高く、それを反映してか極初期、初期、中期、後期生産型の4種類が定番商品で発売されています。
劇中に登場したのは現存し、稼働する実車の関係から初期生産型と呼ばれるタイプでした。
だからと言う訳ではありませんが、ここではこの初期生産型を皆さんにお勧めいたしましょう。
初期型をおすすめする理由とは?
劇中での活躍が有るからだけでは有りません。
いろんな理由で初期型は比較的、難易度が低めなのです。
ここではその3つの理由を解説しましょう!
①面倒なツィンメリットコーティングが無い
中期、後期のタイガー戦車にはツィンメリットコーティングと呼ばれる磁気吸着地雷を防御するためにセメントを車体に塗り、独特の模様を刻んでいました。
それはそれでドイツ軍の戦車の魅力の1つなのですが、再現するのは初心者には少しハードルが高いです。
最近はシールで手軽に再現できるコーティングシートも発売されていますが、それでも全て自分でカットして貼らなければなれず、かなりの手間ですからね。
初心者はまずコーティング無しの車両から作ってみましょう。
②比較的塗装が楽なジャーマングレーの車体
ドイツ戦車は戦況が悪化する後期になるほど、自らを隠すため複雑な迷彩塗装をまとっていく事になります。
初期型の頃はまだまだドイツ軍が優勢で、制空権も比較的握っていたため特に迷彩に力を入れていません。
ゆえに初期型キットの塗装指定も、ジャーマングレーやダークイエローの単色な物が多いですね。
もしも迷彩塗装をするとなると、エアブラシはどうしても用意したいですし、その点からも初心者の方にはハードル上がっちゃいます。
基本塗装が単純であれば、その後のウェザリングにも余力を残せますからね。
③キャタピラが太くて、ベルト式でも自然に垂れ下がったように加工しやすい
イージーエイトの時は実車があまりキャタピラが垂れ下がって無いので、ストレートに組んでも申し分なかったですが、重戦車たるタイガーⅠは太いキャタピラが重量級なのも有って、なだらかなカーブを描いて垂れ下がっています。
ここは接着できるベルト式キャタピラの利点を生かし、自然な弛みを付けて接着する事でその重量感を再現してみましょう。
過去の記事でやり方は載せてますので参考にしてくださいね。
また太いキャタピラは転輪等を車体には接着せず、キャタピラに接着することで組立後も取り外しできて塗装しやすいロコ組というテクニックが使いやすいです。
比較的作業しやすいこのキットで、コツを掴んでしまいましょう。
ちなみに後期型だけは、キャタピラを一枚一枚全て接着していくタイプなので組立の難易度がかなり高くなります。
部分連結のタイプのキャタピラで慣れてから挑戦することをおすすめします。
おすすめオプション
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.354 ドイツ国防軍 戦車兵セット プラモデル 35354
特に最近のタミヤ製フィギュアの出来の良さは特筆に値しますが、この戦車兵セットはあまりの人気に発売当初品薄だった程。
塗装の難しい階級章や勲章などは、デカールが付く気合の入れよう。
重戦車の大きさを実感できる出来の良いフィギュアがあれば、更に完成品の魅力を引き上げてくれますよ♪
ソビエト重戦車 JS-2
さて最後のおススメはソビエト軍が誇る重戦車、JS-2(スターリン2型)です。
アメリカ、ドイツ、と来ればやっぱりシメはプラウダソビエト戦車ですね!
これぞソビエトの重戦車という感じの荒々しさと、長大な122㎜砲が魅力的です。
タイガーやパンサーといったドイツの新型戦車に対抗すべく開発された割にはコンパクトで、T34とも車体自体の大きさはさほど変わらないです。
JS-2を推す2つの理由
おすすめの最後に持ってきたこの車両。
最後にしたのにはそれなりの理由が有ってこそ。
これを組み立てられれば、最近のタミヤキットも怖くないですよ!
①キャタピラが2種類付属
こちらのキットはなんと、ベルト式と部分連結式の2種類のキャタピラが付属しているんですよ。
お好みの物をどうぞって事なんですが、ここに来たら初めての部分連結式キャタピラに挑戦して欲しいと思いこちらを推薦しました。
どうしても難しくて上手く組めないという方も、ベルト式にしてやり直せば一応完成までは持っていけますし、懐の深いキットと言えるでしょうね。
②ダメージ表現の入門に
ソビエト軍の戦車は、広大なロシアの大地を走り回って攻め込んでいるからか、もしくは運転が雑なのか、フェンダーなどにボコボコにダメージを受けた車両を記録写真などでよく見かけます。
こういったダメージを再現すると、途端にリアリティーがわいてくるんですよね。
そこでキットのフェンダーを薄く削って折り曲げたり、カットしたりして歴戦の車両を再現してやりましょう。
車両の構造的に比較的簡単に表現できるので、この車両で戦車のダメージ表現を覚えてしまいましょう。
またそうする事で荒々しいキャタピラが良く見えるようになり、そこに汚れを入れる事で一段と模型が盛りあ上がりますよ!
おすすめオプション
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ NO.207 ソビエト陸軍 歩兵進撃セット プラモデル 35207
個人的にソビエト軍戦車に一番似合うフィギュアセットは進撃セットだと思う訳です。
戦車に登場し移動する歩兵達の緊張感あふれる姿。
また敵を発見し、下車して攻撃に入るポーズも躍動感を感じさせます。
大戦後半、圧倒的な物量で反撃に転ずるソビエト軍の戦車を引き立ててくれる事請け合いです!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は第二次大戦中の戦車に絞ってご紹介させて頂きました。
やはり実際に戦ったエピソードを持つ大戦中の戦車は魅力的であるという事と、ガールズ&パンツァーにも出演してて人気が有る事が、その大きな理由ですかね。
タミヤのキットは作りやすい物がほとんどですが、今回のおすすめ3種は特に初心者の方が手を出しても安心です。
ガンプラを普段作っている方でも接着剤に塗料や筆、ウェザリングするならそれ専用のマテリアルをと、色々揃えたりしなければなりません。
しかし作るのに手がかかった分だけ上達しますし、出来上がった作品にも愛着がわきます。
今回の中でもし気に入った物が有りましたら、皆さんもぜひ一度戦車模型を作ってみてくださいね。
また新たなプラモデルの魅力に気づくと思いますよ!