休日の朝イチにプラモ仲間から「近所の模型店タムタムでアカデミー製品の半額セールをやっているらしい」との情報がもたらされたので行ってきました。
このプラモに対する行動力の素早さは 子供の頃のガンプラブームを彷彿とさせます💦
果たして友人と共にその店舗に行ってみると 情報は確かだったので、前から気になっていたアカデミーのT34/85を買ってきました。
T34/85はタミヤからも発売されていますが、かなり古い製品(1987年発売)ですしドラゴン製は高いしなぁと。
その点 アカデミー製は値段的にいい感じにお安い(3800円税別)ので良いのですが、店頭で中身を見れないので躊躇していました。
早速中身をチェックしてみたいと思います。
アカデミーは韓国のメーカーなので、中にはハングル文字の注意書きが入ってます。
パーツに不足や不具合が無いかビニール袋から出す前にチェックしてくださいとの事。
一緒に買った友人のⅣ号戦車やB17のキットにも入ってたので、アカデミー製品には皆入ってるようですね。
パッと見は最近のキットらしいパーツ数が有るようです。
ランナーの種類としてはこんな感じ。
エンジングリルにはエッチングパーツも付属していました。
車体はバスタブ型ではなく、各面を貼り付ける箱組型でした。
作るのは面倒ですが、各部のディテール再現にはこちらの方が上です。
完成したらほとんど見えなくなるサスペンションも再現されてますね。
このバネが・・・
このケースに収まって車体内側に接着する感じですね。
履帯は部分連結式でした。友人の購入した同社のⅣ号戦車はベルト式だったのでちょっと驚きました。
少しモールドが浅い気もしますが微妙な弛みも再現されています。
裏にはしっかり突き出しピン跡が有るので見える所は処理したいですね。
何と!砲塔が2種類付属し、第二次大戦時と朝鮮戦争時が選んで組めるようです。
このように2つ入っているのも驚いたのですが、更に驚いたのが・・
ゴジラの皮膚ですか?と言わんばかりの荒々しい表面の鋳造表現!
パーツの表面をわざと荒らして鋳造表現をしてみようと思った事は多々ありますが、ちょっとオーバーな表現だから削って落ち着かせようかなと思ったのは初めてですw 恐るべしアカデミー・・。
転輪はそれだけでランナーが何個か入ってました。
T34は生産工場や時期によって、色々な転輪が有るのでバリエーション展開を考えての事でしょうね。
エンジンカバー部はプラパーツと、エッチングを貼るた開口部がくりぬかれたパーツの2つ入りでした。
しかし、エッチングにしても下のエンジンが再現されているわけでは無いので私はプラパーツで作りたいと思います。
車体上面の装甲は比較的滑らかなのですが、前部機銃の所は またもやゴジラ状態です。
砲身は一体成型で開口されていました。
処理も楽なので嬉しいですね。
砲塔防盾をアップで。
この荒々しい表現は実物もこんなに荒れてるんでしょうか?
ディフォルメするにしてはやり過ぎな気がします。
ここでストックの中から タミヤ T34/76が有ったので比較してみたいと思います。
型は違いますが、同じT34ですので共通点も多い車両です。
しかしながら発売は1975年!と50年近く前のキット。
そう考えると凄いなタミヤさん💦
右 アカデミー 左 タミヤ です。
特に資料も無いのでどっちがどうかは分かりませんが、タミヤはスジ彫りが深いですね。スミ入れは映えそうです。
タミヤは若干車体が長いかな?
上 タミヤ 下 アカデミー
タミヤの履帯ははベルト式です。
この年代の物はみんなそうでした。
当時の物は塗装もできないので、必然的に社外品を買う事になりそうですがディテールは彫が深くてカッコいいですね。
タミヤのフェンダーはベコベコと凹んだ感じが再現されています。
溶接表現は時代を感じますね。
タミヤさんの転輪は穴あきタイプでディテールも良いですが・・・
元はモーターライズのキットを ディスプレイキットとして発売しているため・・・
なんとハブキャップがポリキャップ製でした。
当時のタミヤ製品に良く有ったと記憶してますが、プライマー塗れば何とかなるんでしょうかね?
ちなみにタミヤ製の砲塔 鋳造表現は控えめでした。
この位なら少し荒らしてみようかという気になりますねw
さて、最後はタミヤ製品ばかりの画像になってしまいましたが如何だったでしょうか?
比較的安価で大戦中と朝鮮戦争時を選んで作れたり、エッチングも付属したりとかなりお買い得感のあるキットだと思いました。
反面 鋳造表現はややオーバーかなと思いますし、せっかくの部分連結履帯も掘りが浅く感じられました。
まあこれは好みの問題も有るので、画像から皆さんの目で判断してくださいね!
個人的にはタミヤさんが早くリニューアルしてくれる事を切に願います。
<!-- Moshi