早くも8回目となり そろそろ最終段階となってきたⅢ号突撃砲。
今回は履帯の塗装から始めたいと思います。
キット付属のベルト履帯を使うか 社外品の連結式可動履帯を使ってみるか?効果と値段のバランスを見ながらいつも迷います。
今回はハードに汚しをするつもりだったのと、破損に気を使わなくて良い事。そして実車写真を見たりすると、あまり履帯の弛んだ車体も見なかったので今回はベルト履帯をそのまま使うことにします。
さてまず下地塗装としてモデルカステンの履帯色を全体に吹き付けて おきました。
その上から軽くタミヤ アクリル塗料のフラットアースをエアブラシしてみました。
アッサリ仕上げるならこの段階でも十分だと思います。
特にガルパンの戦車などは、あまり汚れているのも似合わないのでこれぐらいが良いかもです。
次にクレオスのウェザリングペースト マッドブラウンを腰の強い筆で擦りつけて履帯の奥にこびりついた泥を再現します。
今回はぬかるんだ地面を走行してきたと想定してしっかりと盛り付けました。
そしてペーストが乾燥する前に、更にミグプロダクションのピグメントを2色ほどランダムに付着させてみました。
そのあと表面をティッシュなどでぬぐい、奥まった所だけ土が残っているようにします。
ここで一旦 車体に装着させて様子見。
う~ん まあ装着してしまえば、ベルト式履帯でも十分見栄えがするんじゃないでしょうか?
車体の汚しとのバランスをみながら転輪も同じように汚してみましょう。
今回はきつめに汚しを入れるという事で 転輪も元の色が分からないくらいに泥泥こすりつけました。
ここらあたり もう少し泥の付き方に表情を付けたかったいのですが、なかなか難しいですね。
今後表情のつけ方、工夫してみたいと思います。
さてウェザリングもこれで終了という事で、貼ってあったマスキングテープを剥がします。
なんとか それなりにペリスコープに見えるので良しとしましょうか。
少なくともダークイエロー一色よりは雰囲気出てるかと。
正面の窓も無事マスキングテープを剥がしました。
透明プラ版を貼り付けてあったのがキラリと光を反射します。
このチラリズムが満足度高し!
だれも気付いてくれないでしょうけどね💦
さてここで以前、ピンバイスでペリスコープのレンズ部分を開口しておいた事を覚えてますでしょうか?
この部分にガイアノーツ マテリアルシリーズ M-04r UVジェルクリアR でレンズを再現します。
こちらはチューブに粘度の高い透明な液体が入ってるのですが、付属のUVライトを当てるとそのまますぐに硬化するという商品です。
この液体を爪楊枝などですくい、レンズを再現したい所にのせて硬化させます
これもまあ、自己満足の域を出ないディテールアップですが ペリスコープは戦車の目になるところ。
しっかりと魂を入れたいと思い私はいつもこだわっています。
ここでまた装備品の塗装が気になりました。
少し金属感を足して存在感を出したかったので、2B鉛筆を擦って鈍く光るようにしておきます。
もう少し何か足したかったので、1/35で使用できる木の葉っぱ状の物を置いてみます。
何かのジオラマ素材としてお店で売ってたのを「いつか使うかも…」と買っておいた物です。
どんな製品名だったか忘れてしまいましたが💦
大きな模型店のジオラマ素材コーナーならよく見かけるものです。
落ち葉がたくさん車体に降りかかった事を想定し、ここなら隙間に挟まって落ちないだろうなあ~などと想像しながら車体の奥まった所に置いていきます。
さてここまで来て何ですが、やはり少し履帯を弛ませてみたくなってきました。
そこで戦車模型で手軽に重量感を出せる、付属のベルト式履帯で弛みを再現する方法をやってみます。
といってもやることは至極簡単♪
そこでフェンダーとの間にティッシュをちぎって挟み込み、イメージするたるんだ状態を作ります。
そこに履帯とホイールの間に低粘度の流し込み式瞬間接着剤を流し込んでティッシュを取るだけ。
初心者の方にもお勧めです。ただし、タミヤのキットでも古いキットになると接着や塗装ができない素材で出来た物があるのでその場合は今回の方法は使えません。
作ろうと思うキットの組み立て説明書に接着、塗装出来るものは書いてあるので確認しつつ行ってください。
最後に雨上がりのぬかるみを走破してきた車両をイメージして汚してきたので、タミヤ 水性アクリル塗料のクリアーを足回り中心に濃い目に吹き付けました。
車体上部だけ乾燥しているのも違和感を感じたので今回は全体に満遍なく吹きかけ、更に奥まって水がたまりやすそうなところに多めに塗り重ねました。
戦車模型なら艶消し仕上げだ!っと思っていましたが果たしてその効果は如何に?
次回完成編でご紹介致します。
最後までお付き合い有難うございました♪