時期的に雨が多くて、塗装のできる土日になかなか晴れてくれない日々が続いていたので、試作中のナースホルンの制作が進まないのでちょっと横道逸れてエアモデルでも作ってみます。
まあいろんな物に手を出して、なかなか完成しなくなってしまうのは いつもの事なんですが、製作してる時間が幸せなら良いという考えで気楽に行きましょう♫
紫電改といえば少しでも飛行機物に興味がある人なら誰でも知っている機体だとは思いますが、ゼロ戦しか知らない方にはそんな戦闘機も有ったのねって位でしょうか?
ガンダムネタで言えば、カイ・シデンの名前の由来になった機体ですね!
また実機は、ゼロ戦の性能では圧倒的不利になった大東亜戦争末期にも、米軍の新型戦闘機にも対抗しうる性能を持っていました。
特に生き残ったベテランパイロットを集めた343航空隊の戦いは、実際の戦果はどうであれ、日本人なら胸が熱くなる事でしょう。
また私的には少し前に友人たちと、兵庫県加西市にある実物大模型を見てきたことも、制作意欲を後押ししてくれました。
そんな紫電改は、以前にも1/48、1/32など製作した事は有るのですが、今回はリベット打ちに挑戦しつつ製作してみたいと思います。
とは言ってもお気軽に作れるのがハセガワ1/48の良い所なので、リベットは「雰囲気出ればいいや」って位の気持ちで打っていきますね!
さて、リベットが一番目立つのは主翼の上面だと思うのでそこから打っていきます。
製作者以外にわざわざ見せる事の無い下面は打たずに効率的に作っていきます。
自分のやり方としては、まず全体的に目の細かいヤスリで表面をヤスリます。
リベットを打つ場所に鉛筆等で線を引いて、その上をなぞるようにリベットマーキングツールセットを使ってエイヤッと転がしていきます。
ガイドになるようテープ貼ったり、定規などをあててやる方法も有りますが、私はこのやり方が一番狙った所にリベット打てるのでコレでやっています。
参考にしたのは酣燈社の「精密図面を読む ベストセレクション2」です。
紫電改の他にも、零戦、疾風、震電、コルセアなど、リベット位置が詳細に描かれた1/48の図面が掲載されています。
リベット打ちの入門用に一冊手元に置いとくと便利ですね。
さて、翼のリベットも落ち着いたらコクピットの制作に入ります。
たいしたパーツ数でもないし、塗り分けもあまりないので前後左右下の各面ごとに接着してしまいましょう。
詳しい資料も無いし特に手は入れないつもりなのですが、いつもシートベルトだけはこだわってしまいます。
やはり人の気配を感じられるパーツには拘りたいところ。
サイズ感から実機の大きさもイメージできますからね。
という事でファインモールドのシートベルトパーツを使います。
このように一目でシートベルトだと分かる超絶的なディテール。
素材は柔軟性もあり、多少の曲げにも対応してくれます。
自分はかなり曲げたかったので、ライターで軽く炙って馴染ませました。
キットのシートベルトには申し訳程度のシートベルトのモールドがされているので、それを削り取った後、パーツを設置します。
プラパーツなので、馴染ませて接着してしまえばよいので、エッチングパーツなどに比べれば扱いやすいです。
計器盤のパーツは、ラッカー系のホワイトで全体を塗装後、水性アクリルのブラックを塗装。
その後に中性洗剤マジックリンを染み込ませた綿棒などで表面を軽く擦ってやれば、下地のホワイトが顔をのぞかせて塗り分けできます。
後はUVレジンを計器のガラス部分に塗って、硬化させればそれっぽい仕上がりに♪
その他のパーツも塗り分けて、軽くウォッシングしてやれば1/48なら十分な仕上がりになります。
という事で胴体内に完成したコクピットを挟み込みました。
まあ、ほとんど見えなくなってしまうんですが、私は「内装を綺麗に塗り分けたんだから外装も綺麗にしなきゃっ」て気分になるので、その辺りで効果アリかと。
って事で次回に続きます。