プラモデルには沢山の種類が・・・
プラモデルと一口に言ってもそのジャンルは様々で、かつ種類も豊富です。
同じプラモ作りの趣味を持つ仲間でさえ、その好きなジャンルまで一緒って事は中々ありません。今回は初心者の方のため、その人気ジャンルの一つガンプラの種類について紹介します。
ガンプラは種類も豊富
プラモデルを作らない方でさえガンプラという言葉は知っているぐらいなのではないでしょうか?その昔、私が小学生の頃のガンプラブーム時などは、子供たちの間でまことしやかに噂される近所の駄菓子屋のガンプラ入荷情報を聞けば、放課後走って家に帰りすぐさま自転車で店に直行なんてこともよくありました。友達の家で一緒に作ったのもいい思い出です。
さて、時代も変わりネットも普及しガンプラが売り切れて買えないなどという事は現在ほとんど無くなりましたが、そういった子供の頃作った思い出のある方が現在ガンプを作ってみると、その進化に驚くことでしょう。
種類にもよりますが、ほとんど塗装する必要が無いほどパーツ段階で色分けされていますし、そうでない部分もシールで補えるようになっています。
また、その関節部の可動範囲は昔の比ではありません。2重関節となり180度曲がるのも珍しくないですし、正座、立膝、ビームライフル両手持ち、もちろん背中のビームサーベルを握ることも可能です。
スケールは昔と同じ、1/144、1/100、1/60が主に売られています。
まず1/144はHG(ハイグレード)と呼ばれるブランドとRG(リアルグレード)の二つのグレードがあります。
HGはなるべく少ないパーツ数で(と言っても昔に比べれば圧倒的にパーツは多いです)、手軽にコレクションすることが目的のブランドです。
上の画像は塗装してますがHGブルーディスティニーです。以前セガサターンで出てたガンダムゲームに出てきたモビルスーツですね。
またこのシリーズの種類は多く・・・
ファーストガンダムでも異色のゾックなんかもキット化されています。
これなんかも地味に出来が良くて爪はすべての関節可動、モノアイ可動、なんと胴体から生えたクチバシ状の部分も可動(意味あるのか?)という気合の入れよう。また外見はアニメ設定に似せながらも足裏には水陸両用らしく、いかにも水中でジェット吹き出しそうなディテールがあり、頭部の中にはモノアイが動き回るレールまで再現されています。
RGは1/144でバンダイができる限界を目指したシリーズです。
まず、半完成品の内部フレームをランナーから切り離して、それに外装パーツをかぶせていく方式で組み立てていきます。
色分け、ディテールなどは全長約13センチ程しかないキットには限界まで施されています。
これも初期のガンダム、ザクなどは技術はあっても完成度が追いついてなく、動かすたびにパーツが外れたり壊れてしまいそうなもろさも有りましたが、 最近はそういったことも無くなりしっかりとした完成度となってきました。
その圧倒的な完成度と比例してお値段もしますが(物によっては5000円以上)気に入ったMSをじっくりと作りたいならおススメのシリーズです
MG(マスターグレード)は1/100で展開するシリーズです。内部のフレームから自分で組み立て、それに外装を重ねていく組立スタイルです。
種類によってディテールの多い少ないはありますが、作りやすい大きさ(ガンダムで約18センチ)や完成時の存在感がバランス良いです。
可動はもちろんですが、画像のZZガンダムなど変形、合体を完璧に再現しつつこのスタイル。コレクション性と見た目の迫力で選ぶならこのMGシリーズが一番でしょう。
PG(パーフェクトグレード)はガンプラ最高峰ブランドです。全長約30センチ全身にギッシリと内部のメカが組み込まれ、指の関節もすべて可動。各部のシリンダーなども関節の動きに追従して動きます。
その完成度に比例しパーツ数も膨大で、箱を開けたとたんパーツの数にクラクラしますが、じっくりと時間をかけて組み立てれば誰でもこの究極のガンプラを手に入れることができます。
ただ、初めての方や久しぶりに作ってみようという方には、お値段も含め少々敷居が高いかなと思います。小さいスケールで少しコツをつかんでからの挑戦をおすすめします。
今回はガンダムプラモデルの主な種類を紹介しました。ガンプラにはほかにもディフォルメされたSDガンダムや1/48の大型メガサイズモデルなども有ります。誕生から約40年たった今でも進化し続けるガンプラは、いつもプラモデル好きをワクワクさせる商品が発売されています。
子供の頃作ったけどすっかり最近作っていないという方、アニメは知ってるがガンプラはあんまり作ったことないという方、どちらの方も一度手に取ってみればその出来の良さに驚くことと思います。
まずは自分のお気に入りのMSを手に取ってみてください。自分の手で組み立てる楽しみと、完成させた時の満足感はまた格別なものと感じると思います。
これを読んで一人でも多くの方がモデラー(プラモデルを作る人)になってもらえれば嬉しいですね♪