タミヤ模型から待望のニューキット38(t)が発売されました。
ドイツ戦車好き且つ タミヤMM(ミリタリーミニチュア)好きとしては押さえておきたいアイテムです。
元はと言えばチェコスロバキア製の戦車なのですが、ドイツとの併合に伴いドイツ軍で使用されるようになった戦車です。
軽戦車なのですが当時のドイツⅠ号、Ⅱ号戦車よりも強力であり、中戦車のⅢ号戦車に匹敵する性能を持っていたため第二次大戦初期に使用されました。
また性能不足となり第一線を退いた後も各種改良や発展型を生み、それらは大戦末期まで使用される事となります。
ガールズ&パンツァーでのカメさんチームの車両としても有名ですね!
ではタミヤの最新キットを確認してみましょう♪
まずは付属品から。
金網再現のため、最小限にエッチングパーツと2種類の車両を再現できるデカールが付属しております。
もう少しデカールの種類は欲しい気がしますが・・。
タミヤ製では珍しく、車体下部を箱組で組み立てるようです。
しかし考えてみるとこの戦車、リベットだらけですからそれを再現するにはどうしたってこの方法しか無いですよね?
しかしながら接着ガイドや補強板が入っていますし、タミヤ製品の精度なら心配はないでしょう。
という事は同じくリベットびっしりの砲塔部分も当然箱組方式ですよね。
こちらもちゃんと接着のガイドが付いているので、慎重に組めば問題なしでしょうね。
砲塔側面内側には今回使わないですが、穴あけのガイドらしきものがあります。
私は詳しくないのでわかりませんが、違うタイプの発売を見越したものでしょうかね?
主砲3.7cm対戦車砲は一体成型で且つスライド金型で開口されていました。
整形の手間いらずなので嬉しいポイントですね。
個人的にいつも注目しているのが履帯の出来栄えなんですが、今回さらに繊細になり惚れ惚れするようなディテール!
ジオラマ作りなどで表情を付けたい時以外には、もう社外品履帯パーツなど全く不要でしょう。
裏側を見てこれだけアップにしてもほとんど押し出しピン痕はわかりません。
う~ん流石タミヤクオリティ♪
ジェリカンには彫刻まで入っています。
本物がどんなものかは知らないですが、何気に凄いディテールです。
またフェンダー部分にも注目してみましたが、これも何気に今までと違って・・・
縁が薄~く成型されていました!
いつもナイフでせっせとカンナ掛けしていたのが、こりゃこれから不要ですね!
サスペンションの板バネも繊細な仕上がりです。
また驚いたのがこのグローサーボックスと呼ばれる箱なんですが・・
細かい穴が全て開口されておりました!
こんなのエッチングパーツでもないと無理だと思ってたのでビックリです。
やるな!タミヤさん!
今回もタミヤの最新キットとして見た目は地味な車両ながら(失礼!)一つ一つのパーツに新しい技術が投入されており、またクオリティが一段上がった感じがします。
この出来栄えで安価、しかも組みやすいとくればもう文句なしでしょう!
大戦初期を代表するドイツ戦車として、ぜひコレクションに加えてみてはいかがでしょうか?