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タミヤ 1/35 パンサーD型②

パンサーD型 組立とディテールアップ

さて、少し時間が空きましたがタミヤのパンサーD型を進めていきます。今回は組立とディテールアップを済ませてしまいたいと思います。

ディテールアップポイントは参考にしているモデルグラフィックス誌2023年1月号の作例をなぞりつつ、オリジナル要素も入れていきます。

 

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車体の組み立て

まずは車体下部。

タミヤのパンサー型キットの中では最新であるD型なので、G型よりもパーツ分割が細かく、再現度が上がっていますね。

かと言って組みにくい、なんて事は全くないのがタミヤ製キットの良い所。

組み立ては全くのストレスフリーです。

ただ、転輪の数が多いのでパーティングラインやゲート跡の処理はどうしても時間が掛かりますが、ここは自分的には気になる所なのでキッチリと処理します。

ちょっとした組み立てのコツとしては塗装時の便宜を図るため、この時点では外側の転輪を接着せずにおきます。

 

この時点で前回少し組んでおいた車体上部を接着しました。

このキットは、将来ラジコン化でも考慮しているのか車体の上下がポリキャップで取り外し出来るのですが、ディスプレイモデルの場合は特にメリットもないですし、装甲の合わせ目にある溶接跡等を再現したいですからね。

 

溶接跡の再現方法は色々有りますが、私が良くやる方法はキットの余ったランナーを火で炙って伸ばした、通称伸ばしランナーを使います。

かなり細目に作った伸ばしランナーを溶接跡を付けたい所に置いて、タミヤの接着剤流し込みタイプを少し多めに含ませます。

乾燥してしまわないように、伸ばしランナーが接着剤を柔らかく溶かされるまで塗ります。

柔らかくなったところで、スパチュラなどを使い溶接跡を刻みます。

控えめに細目の伸ばしランナーを使うのがコツです

 

車体前面の上下の装甲、側面装甲との合わせ目等に見える装甲切断面などは、パンサー実車の画像などを見てもキットのままで十分な仕上がりですが、ここは模型的見栄えを優先して少しオーバーに表現をしてみます。

Pカッターでランダムにスジボリを入れた後、少しなじませるためにタミヤセメント(流し込みタイプ)を塗っておきます。

この位傷つけてから接着剤をヌリヌリします。

 

エンジンルームの上は異物侵入防止ネットをパッションモデルのエッチングパーツで再現し貼り付け。

エンジンハッチ、コマンダーズハッチの裏は押し出しピン跡が有るのでパテ埋めして消しておきました。

車外装備品、マフラー等の組立

キットにも車外装備品を車体に固定させる、クランプと取っ手は再現されていますが、インジェクションモデルの限界で、正確な形状が再現できていません。

ここは私がドイツ戦車を作る時のコダワリで、3Dプリンター製の製品に置き換えています。

元のクランプパーツを削り取って付け替えるだけでお手軽ですが、現物合わせで調整が必要なので、多少時間はかかります。

 

車体側面に装着される予備履帯はキットのままだとパーツの合わせ目が目立つので、面倒ですがパテ埋めしておきます。

 

クリーニングロッド等ケースは、側面に張り出しているせいか、実車ではよくへこんでいます。

あまりわざとらしくならない程度に、ナイフで削りスポンジヤスリで角を落としておきました。

 

キットでは布製の紐で表現している牽引ロープですが、やはりほつれ易いですし毛羽立って見えるのも面白くないので、モデルカステンのソフトステンレスワイヤー0.7mmに置き換えました。

これはこれで車体にフィットさせるのに少々コツが要りますが、ほつれる事は無いので安心して使えます。

車体後部のマフラーは開口部を薄く削り、実車に有る変形防止の補強パーツを伸ばしランナーで再現しました。

また、周りを溶きパテを荒々しく塗りつけ、錆て痛んだ状態としました。

 

砲塔部の組立

キットはパーツ分割の都合上キューポラや砲塔側面に、実車には無い合わせ目が発生しますので、パテ等で丁寧に消しておきます。

D型の初期型のみの装備されたディススモークチャージャーは開口部を薄く削りました。

防盾と、砲塔との接合部は側面にパーツの金型の関係上、荒れた装甲の表現が有りません。

ここも流し込み接着剤を少し含ませた、短めの腰の強い筆をトントンと叩き付け、荒れた装甲を再現しました。

 

砲塔上面には内部から、ディススモークチャージャーに繋がる配線基部だけ真鍮線で再現しました。

本当はここから各発煙筒に配線が繋がってますが、ほとんど見えないのでオミット。

連結式履帯の組立

今回はタミヤ純正、別売りの連結式可動履帯を投入します。

こちらも本体付属の予備履帯同様、2パーツで再現され合わせ目が目立ちますが、数が多いのと、装着されればほとんど見えないので無視します。

その代わりと言っては何ですが、画像では見えませんが内側左右に突き出しピン跡が有りますので、気になる方はパテ埋め等する必要が有ります。

また、最初横着な自分は説明書見ずに組んで、無理やり上から押し込み、接合部のピンが破損したりして上手く組めませんでした。

こりゃ買って失敗だったか~?とも思いましたが、説明書を確認すると、まず片方のピンを引っ掛け、もう片方を押し込む方法で組むと上手く組めました。

それでも幾つか破損してしまいましたが、キットには10個ほど予備が有りますので何とかなりました。

ちなみに片側85個指定でしたが、自分が組んだ時は86個が良い感じでした。

 

組立完了!

と、いうわけで本体の組立が大体終わりました。

フロントフェンダーのダメージ表現なども、後で追加してみようかな、と思っています。

比較的近年のキットだけあって組みやすく、またこだわる方にはディテールアップパーツも別売りされ、楽しめるキットですね。

次回に続きます!