突然ですが皆さんは「モナカキット」ってご存知ですか?
最近のガンプラは1/144のHGでも 多少なりとも外装の中にはフレーム構造が有って中身ギッシリな物が多いんですよね。
それに対しガンプラ創世記の旧キットは、外装の中身はからっぽでモナカの皮状態であるのを揶揄してそう呼ばれているんですね。
いやいや、だったら中身のあんこが無いんだし、正確には「モナカの皮キット」なんじゃないか?って思わなくも無いですが・・💦
ガンプラ旧キット再版に酔う!
さて、そんなガンプラ創世記(40年程前ですね)のキットが絶版にもならず、また当時のままの値段で買えるのがガンプラの凄いところ。
今回はファーストガンダムの旧キットの大量再販に便乗して、ノスタルジーに浸るべく1/144ガンダム(300円)を買ってきました!
箱サイドの完成品見本にあるコメントにも昭和を感じさせます💧
しかし当時の自分はこれを見て、ワクワクしていたのを覚えていますね。
ガンプラブーム真っただ中に小学生だった方には、懐かしい思い出なんじゃないでしょうか?
箱を開ければもう当時の自分にタイムスリップ!
最近のガンプラしか知らない人からすりゃ
「白一色しかないじゃないか~!」
ってビックリしそうですよね。
ええ、当時のガンプラは塗装前提でした。
この組立説明書の塗装図も懐かしいもんです。
当時は本当にランナーに付いたまま、コレの真似して筆塗りしてました。
はみ出しまくって全然綺麗に塗れなかったけど・・・皆さんどうでしたか?
流石に約40年ほど前のプラモデル。バンダイといえど金型も疲弊しているのか多少のバリは見られます。
それでも海外メーカーで見られるような、餃子の羽根か?って程にはなって無いので安心です。
頭部のパーツも当時は漢を感じさせる、前後のパーツを合わせてツノ付けるだけのシンプル構成。
ビームライフルに至っては1パーツで再現!しかもグリップは握り拳に開いた穴に差し込む うまい棒状態で泣かせますね。
さっそく組立よう!
当時は駄菓子屋で買って、家に帰って来るや否やパーツをもぎ取って組立て始めたものです。
ここは童心に帰り、その勢いすら当時に帰って組み立ててしまいましょう!
とりあえず接着できるパーツは接着してしまいます。
しかしツールは現代の文明の利器を使用してみましょう。
当時は無かった、流し込み式速乾性の接着剤でどんどん接着していき・・。
乾いたらすぐにマジックヤスリでガンガン削って合わせ目だけは消していきます。
当時は合わせ目を消すという知識は持ち始めてましたが、接着剤が乾くまで待てるほど大人でもなかったという・・。
ただ今でも、速乾性の接着剤じゃないと待ってられないかもデス💦
ただ一つ手を加えたのはこのアンテナ部分。
安全対策のため、先が太くなってるのでニッパーでカットしました。
当時もコレこうなってたかな~?ちょっと記憶に有りませんね。
ガンダム大地に立つ!
と、いう事であっという間にガンダム立ちました。
これこそが全てのガンプラの始祖、ガンプラ伝説はここから始まり進化を重ねていったわけです。
ソフビ人形のような佇まい。
これでも当時は可動部分が多い方でした。
シールド裏がのっぺらぼうで突き出しピン跡が有ろうが、当時文句を言う奴なんて居ませんでしたね。
今はドンドンユーザーの目も肥えて、うるさくなってメーカーさんも大変だと思いますよ。
まあ、今のニューキットがこれなら私も文句言うでしょうけど💦
そうそう、当時は拳に穴が開いてて武器差し込むのが普通でした。
当時子供心に、指一本ずつ関節が全て動いたらどんなに凄いだろうと想像したもの。
それを実現してくれた最近のMGなんかは夢のキットですよ!
叶えてくれたバンダイさんは本当に凄いです。
文句なんか言ったらバチ当たりますよ!
あれ、そんなキットの手はデカくて気に入らないって言ってた人が居たような・・・気のせいでしょう💦
工事現場のおじさんが持ってる棒みたいなビームサーベルも4本付属。
背中に差す場合はカットして差し込みます。
一応ラストシューティングのポーズも取れそうです。
当時主人公機が最終回で大破してしまうのには衝撃を受けたものです。
昔の思い出は美化されて・・・
以上ベストメカコレクション 1/144 ガンダムでした。
久々にこの旧キット見て「あれ?こんなんだっけ?」と思った方も居るんじゃないでしょうか?確実にオーバー40の方でしょうけどw
懐かしさも有り、久々に組んでみた300円ガンプラ。
これから新作が出るたびに再現度や可動部分、可動範囲が増えて今や劇中よりキットの方がカッコ良いくらいですが当時はこんな物でした。
これはこれで良いという方も居ますけどね。
その進化を最初からリアルタイムで体験している我々は何とも幸せで、楽しい思い出をバンダイのプラモデルで与えられてきた気がします。
プラモ少年は今やプラモおじさんに成りましたが、これからもガンプラにはワクワクさせてもらえそうですね♪
そしてたまには、旧キットも組んで童心に帰る。
外出自粛のさなか、皆さんもぜひ!