さて完成も近づいてきた紫電改。
予告通り、後は脚やプロペラ等の小物を仕上げていきます。
前回までの工程はこちら・・
脚カバーや増槽タンク等はモデルカステンのクラシックシルバーで塗装しました。
このシルバーはギラつきを抑えた、その名の通り今どきっぽくない色合いがクラシカルな機体によく似合うので使っています。
ただ、サスペンションのシリンダー部分はもっとテカリが有った方が良いので、そこはハセガワのミラーフィニッシュを貼り付けます。
同じシルバーでも質感の違いが出てメリハリ付きますね。
塗装して組み立てた脚部や増槽を、本体に取り付けます。
このまま一晩ほど寝かしてしっかりと接着させました。
排気管からの汚れをエアブラシを使用し、描いていきます。
私は何十年前に買ったかわからない グンゼの水性ホビーカラーのスート(煤汚れ)を使用しています。
こんな事にしか使わないので一向に使い切る事の無いカラーなんですが、グンゼはクレオスの旧社名なんですね。
ちょっとググってみたら2001年に社名変更しているらしく、最低でも20年以上前の代物です💧いや~自分でもビックリ
戦闘機作ると、よく機銃やピトー管を折ってしまう事はモデラーあるあるなんで、今回は買い置きしてあったファインモールド製の真鍮パーツを奢ってみます。
メタルプライマーを塗装後、クレオスのメタルカラー ダークアイアンを塗りっぱなしで仕上げました。
これでうっかり者でも多少の事では壊したりしないでしょう。
機銃口もしっかり開口されてますし満足ですね。
ただもう一個キットが買えるようなお値段に見合うかどうかは、お財布と相談ですね。
ここで翼端灯に塗ってたマスキングゾルを剥がして塗装します。
細かいクリアーパーツなら、マッキーで塗ってしまうのがお手軽、綺麗に仕上がるのでお勧め!
最後の仕上げとして張り線を取り付け。
今回初めてモデルカステンのストレッチリギングを使用しましたが、適度な収縮性と柔軟性が有り、ピンと張るには持って来いの素材でした。
たまにしか飛行機模型作らない自分には、たぶんこれも一生使い切る事は無い長さ有りますし、おススメです。
紫電改完成
はい、という事で紫電改完成です。
あらためて確認してみると、当ブログで飛行機模型完成させたの初めて❓みたいですね。
全部の制作をアップしてるわけではないですが、ちょっと少ないかな?
今後はもう少し、飛行機モデルもやっていきたいと思います。
今回は結構派手に塗装を剥がしてみましたが、いかがでしょうか?
大戦末期感マシマシな感じで気に入ってます。
搭乗や整備の段階で、よく剥げるだろうと思われる所を中心に・・
シートベルトのモールドがしっかりしているので、小さな1/48のコクピットの中でも目立ちます。
メーターや照準器もキットのまま、塗装のみで十分な完成度ですね。
排気管のスス汚れも上手く再現できたかな?
20年物の塗料の効果ですね!
フラップを下げたままで駐機することが有るのか分かりませんが、紫電改作ると下げた状態で作りたくなります。
と、いう事で紫電改完成編でした。
変にこだわってリベット打ちなどしなければ手軽に作れますし、本当に組み立てるだけならあっという間。
その分塗装やウェザリングに凝る事が出来る、懐の深いキットですね。
最近日本のメーカーからは大戦期のニューキットはあまり発売されないですし、今後もスタンダードなキットとして販売されていく事でしょう。
大戦中の単発戦闘機としてはお手頃サイズの1/48シリーズ、初心者の方にもおすすめですよ!