Ⅲ号突撃砲のディテールアップパーツを少々使ってみようと思います。
パッションモデルズ製のエッチングパーツとモデルカステン製のⅢ突用セットです。
パッションモデルズのエッチングは比較的安価で的を絞った場所に使える物が多く、少しだけディテールアップしてみたい人にはありがたい物です。ただタミヤ純正のエッチングパーツと被る部分が有りますので、こちらを買ってみようという方はこちらだけの購入で大丈夫です。
しかしお求めやすいお値段でとっつきやすい反面、初心者には「これ加工するの無理じゃね?」的な工作力を求められる部分も有るので、あくまで利用しやすい物、効果の有る部分のみ使うつもりで利用するのが良いと思います。
モデルカステンのⅢ突用パーツセットはプラスチック製のディテールアップで、キットでは省略されている、車外装備品などの固定具をリアルに再現することのできるパーツです。
これは私が以前に模型屋で何となく使ってみたいと思い購入してあった物です。(かれこれ10年以上前か💦)エッチングパーツに比べれば使いやすいだろうと思いましたが、いざ使ってみると 意外と細かくて利用するには結構慎重さを求められます。こちらも自分の腕で利用できる物だけ使っていきたいと思います。
では使い方ですが、例えばこのS型シャックルの赤く塗った部分がキットの固定具部分ですので、そこを削り取ってディテールアップパーツに付け替えていきます。
そして車体の設置場所へ接着します。塗装して完成してしまえばあまり目立ちませんが、アップで見てもちゃんと道具が固定されてるな!と分かるディテールが再現できます。
スモーク・ディスチャージャー*1もキットの物も良い出来ですが、モデルカステンの物は更に繊細で発射口の切込みも再現されています。こちらは入れ替えるだけなので簡単ですね。
まあこんな感じで各部を入れ替えていきます。
その他には 、すこしづつ気づいたところに手を入れて行きます。
まず戦闘室上面のパーツをはめると少し隙間が空いたので0.25 mm のプラバンを挟み込み。
またあまり気にしてなかったのですが、ある一定の角度から見ると主砲と戦闘室の隙間から向こう側が見えてしまう事を発見。 履帯を装着すれば見えなくなるかもしれませんが、さすがにこれはかっこ悪いのでプラバンで塞ぐことにします。
とりあえず戦闘室の下側から0.5mmプラバンをこの位だろうと貼り付けました。
あまり触らない場所ですが念のため補強も入れておきます。
2㎜プラ棒や、1.5mmプラ版を接着面に貼りつけました。
これで大丈夫だろうと車体に合わせてみると・・
あれ?すき間空いてるじゃん・・・💦
どうやらもう少し大きめプラ版を貼り付けないと ダメだったようです。
仕方ないので、更に2㎜角棒で更にすき間埋める事に。
皆さんはしっかりとすり合わせしてくださいね。
どうも1㎝位の幅でカットして貼りつければ大丈夫かと思います。
お次は牽引ロープを作ってみたいと思います。
キットでは布製のひもを14㎝にカットして先端部はプラパーツに接着する事となっています。
布は形を自由に変えられるメリットが有りますが、どうしても毛羽立ちが塗装後も目立ってしまうので 今回モデルカステン製のソフトステンレスワイヤー0.8mmを代りに使用しました。
これはステンレス製でありながら曲げ癖の付けられる優れもので(ホームセンターなど購入するワイヤーだと弾力があり曲げ癖が付けられない)実際の牽引ロープ同様、金属が編み込んで有るので被弾等でちぎれた状態なども再現できます。
こんな感じでピッタリとはまりました。
右側フェンダー上の車外装備品は揃ってきた感じですね。
各部の情報の量も増えてきて、カッコ良くなってきました♫
次回に続きます。
*1:発煙弾発射機