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【タミヤ】 Ⅲ号突撃砲G型(初期型)その6

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さて、はや6回目となりましたⅢ号突撃砲ですが今回はウェザリングに入っていこうと思います。

 と、その前に前回気になっていた・・・白っぽい車体にイエローのフィタリングをもう少しかけました。

明るい車体色に色がきついと思った、転輪のゴム部分もジャーマングレーに塗りなおしました。

まあこれらもウェザリングを施せば目立たなくなるかもですけどね。

今回は初心者の方でも比較的簡単にマネできるであろう、私のウェザリング工程をご紹介したいと思います。

 

色鉛筆で塗装剥がれを書き込もう!

 

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では早速始めましょう♫

今回はまず色鉛筆で塗装剥がれを書き込んでみます。

色は焦げ茶色です。

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これを車体の角や、人が履んだり物が擦れて塗装が剥げそうな所に書き込んでいきます。

塗料を筆で書き込むよりも、調整がしやすいと思います。

今回は使い込まれた車両を再現してみたいと思いますので、多少多めに書き込んでいきます。

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ちょんちょんと突いてみたり、ひっかいて筋が付いたりと傷の種類も色々考えながら付けていきます。

単調にならないように意識していくことが自然な仕上がりを生みます。

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大体全体的に傷付いた状態になりました。

まずはこの辺で切り上げて次の工程に進んでみましょう。

ウェザリングカラーでピンウォッシュ

 

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今度はMr.ウェザリングカラー グランドブラウンを使いピウォッシュ*1してみます。

 私のウェザリングカラーは使い込んでますのでビン自体もウェザリングされてますw

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ボルトの付け根や影になる部分、明暗を付けたい所に流し込んだり書き込んだりしていきます。

やり過ぎか⁉と思えますが、この後薄め液を筆に染み込ませて色をぼかしていくので大丈夫です。

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画像では分かりにくいでしょうか?

ほとんど綺麗になったように見えますが、 彫の深い所に色が残ってじんわりと周りにいろがグラデーションを掛けたようになりました。

しかし、それだけだと少しメリハリに欠けるかなぁと。

スミ入れ塗料で更に強調

 

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そこでお次はこちらを使います。

こちらも使い込まれたビンですがタミヤ スミ入れ塗料 ダークブラウン を使ってみます。

こちらは先ほどのウェザリングカラーより、スジ彫り等に流し込みやすくしっかりと色が残ります。

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全ての所に同じようにスミ入れしてしまうと それも説明っぽくなってしますので、ピンポイントで強調したい所に絞って流し込んでいきます。

意外に使える⁉ガンダムマーカー!

 

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スミ入れも施され 随分と使い込まれた雰囲気になってきましたが、今回はまだまだ色々新しい事を試してみます。

次は更に塗装剥がれの種類を増やす事で表情豊かな表現をするため、GSIクレオス ガンダムマーカー スミいれ用 極細タイプ のグレーとブラウンで更に書き込んでいきます。

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このペンも筆で書き込むことに比べ太さが一定になってしまう欠点は有りますが、初心者の方が試しにやってみるにはハードルが低くて十分な効果が有るのでおススメです。

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主によく ぶつけるであろう所を中心にセッセと書き込みました。

装備品のお手軽塗装

 

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さて全体が使い込まれた雰囲気になってきましたが、装備品が新品状態浮いてしまっているのでこれも手を入れていきましょう。

 

まず木製の部分で、私がいつもやっているお手軽表現をご紹介。

ここではMr.ウェザリングカラー ステインブラウンを使います。

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これを装備品の陰になりそうな部分に少しだけ塗ります。

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その後に薄め液でワザとむらになるようにボカシてしまいます。

簡単ですが十分 木の雰囲気出ますよね?

もっと使い込まれた感じにしたいなら、下地の色をもう少し濃くする等調整すれば良いかと思います。

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さて牽引ロープや斧などの金属部分は 画像の3種類で仕上げます。

まずはタミヤ  ウェザリングマスター Cセット のアカサビ色を使います。

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このウェザリングマスターは水に溶けるので、筆を水に濡らして適当に塗っていきます。

水に塗れると色が濃く見えますが、乾くと明るい色に戻ります。

ちょっとやり過ぎかと思ってしまいますが、この後・・・

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ウェザリングカラーのグランドブラウンを薄く塗ると色が落ち着き、使い込まれて錆が浮いた金属の雰囲気が出てきます。

そこで更に・・・

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クレオスのメタルカラー ダークアイアンを使ってドライブラシ*2をします。

このメタルカラーは塗った後は艶消しになりますが、その後柔らかい布等で磨くと金属のような輝きが出る特殊な塗料です。

その特性を生かして下地の色を生かしつつ、金属のような輝きを付ける訳ですね。

デカール貼りのコツ

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さて そろそろこの辺りでデカールを貼っておかないと、周りの薄汚れた色からデカール部分だけが浮いてしまいそうなので済ませておきましょう。

今までの工程で艶消しの塗料で塗装してきたのですが、デカールを貼る場合には下地が平坦な方が上手く貼れます。

艶消しの場合の塗装面は細かなデコボコになっており、そこにデカールを貼るとかなり注意していても乾燥後に空気が入ってしまい 透明な部分が白っぽく浮いてしまう「シルバリング」とよばれる状態になる可能性が高くなります。

シルバリングするとかなり見栄えが悪くなってしまうのがツラいところ。

そこで少し面倒ですが、デカールを貼る部分だけ艶有りのクリアー塗装をしておくとシルバリングをほとんど回避できます。

シルバリングを発生させてもリカバリーする方法は有りますが、それはまた次の機会にでも紹介しましょう。

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クリアーを吹いた後、下地にMr.マークセッターを塗ってからデカールをそっと置きます。

余分な水分と空気を綿棒を転がしながら抜き取り密着させます。

マークセッターはデカール糊と軟化剤が混ざった液体で、より強力にデカールを貼りつける事ができる物です。

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デカールが乾いた後に一旦、半艶消しのクリアーを全体に吹き付けて今までの塗装とデカールをコーティングしました。

車体上面はかなり使い込まれた感じが出てきたと思います。

この後更に足回りの汚れに入っていきますが、長くなったので今回はここまでにします。

最後までお付き合いありがとうございました♫

次回に続きます!




 

 

*1:スミ入れしてから薄め液ではみ出た部分をぼかしながらふき取る事

*2:筆に含ませた塗料をほとんど色が付かないくらいふき取ってから、こすりつけて塗る技法