所持しているカッターマットがかなり汚れてきた事も有り、新たなマットを探していたところにコレの噂を聞きつけ買ってきました。
ゴッドハンドさんのガラスカッターマットです♪
カッターマットって実際素材的に そうそう使えなくなるほど痛むものじゃないのですが、如何せん使い込むと塗料や接着剤の類をこぼしたりしてかなり汚れてしまいます。
だからと言って溶剤でふき取って綺麗にするにも限界はあるし、あまり汚れた物を使い続けるのも見た目も良くないし、定期的に買い替えるしかないかなと思っていました。
しかしこのガラスマットはこぼれた塗料も溶剤で綺麗に取れる上に、刃が沈み込まないので思ったように刃の向きを変えられて滑らかにカットできるのだとか。
大きさはA5サイズより少し大きいぐらいで小ぶりですが、ガラス製なんであまり大きくても強度や重量がかさむのでこの位が使い勝手良さそうです。
「とりあえずその使い心地を試してみるか~?」
という事で色々実験してみました。
ガラスマット その使い心地は?
とりあえず名前がカッターマットですから、カッターでの使い心地を試してみました。
適当に幅の広いマスキングテープを貼り付けてカットしてみます。
「おおっっ!!」って思わず声が出そうになりました💦
ガラスなので予想はしてましたが素直に刃が滑っていく感触は今まで感じた事の無い使い心地です♫
これテンプレートなんか使ってマスキングテープ切る時なんかも良いんじゃないでしょうか?
調子に乗っていろんな形に切ってみました。
曲線や角度のきつい切り返しでカットしてみてもテープがたわんだり、引っかかってしまうことなく綺麗に切れます♫
これは即戦力になりそうですね!
さてカッターと言えばサークルカッターも外せません。
普通のマットでも特に不便は感じていませんが、このマットで切れば更にシャープに切れるかも!
という事で切ってみたんですが・・・
なにせ物がガラスなんで回してる間に滑ってしまうんですよね💦
そりゃ刃も滑らかに滑るんだから中心の針も滑ってしまうという・・。
私の技量ではうまく真円に切れませんでした。
ちなみに普通のマットで試してみましたが~
やっぱりちゃんと切れますよね?
という事で皆さん、サークルカッターは普通のマットで使いましょう~♫
塗料や接着剤に耐えられるのか?
さてお次は塗料や接着剤をこぼした時リカバリー出来るのか?を検証してみたいと思います。
もちろんラッカー塗料やラッカーパテなんかは溶剤使えば綺麗になるのは分かるんですが、横着物の考えとして「カッターでも傷つかないなら刃物でこそぎ落せるんじゃない?」と思ってしまいました。
そこで私が良く使う上の画像の接着剤や油絵具、パテなんかで試してみます!
それら全てを少しずつマットの上に塗りつけて乾燥させました。
油絵具なんかは中々乾燥しないので、塗ってから10日ほど放置していざ検証開始です!
タミヤセメント
これは一番簡単に剥がれるだろうと予想してましたが、あっさりと剥がれてくれました。
接着剤が一番こぼしてしまう可能性が高いので、これからは安心してこぼせますね💦
瞬間接着剤
まずは中粘度の瞬間接着剤から。
こちらもタミヤセメントに比べると、多少てこずりましたがしつこく擦れば何とか剥ぎ取る事ができました。
しかしながら結構ガリガリと擦ったのでマットが傷つかないか心配でしたが、意外と 大丈夫。
瞬間接着剤は溶剤が無いので いざという時はこうするしか無いんですが、リカバリー出来るなら安心ですね。
ついでにゼリー状瞬間接着剤も試しました。
こちらももちろん手こずりましたが、ゼリー状という事で固まった時の厚みが 有る分削りやすかったですね。
こちらも問題なしです。
ラッカーパテ
これは下地がガラスだから食いつきも悪そうだから簡単に剥がせるだろうと思ってましたが、意外にも強力に食いついてました。
一応お断りしておくと使ったナイフが使い古しの物だったので、切れ味鋭い新品の刃ならまた違ったかもしれません。
しかしながら結構な力で食いついていたので、これも結構何度も擦って時間もかかりました。
まあラッカーパテはいざとなればシンナーで拭けばよいので、問題ないでしょう。
油絵具
今回一番気になっていたのがこの油絵具です。
これで綺麗に剥がせるならパレット代わりに使えるかもと思ってたからです。
しかし油絵具は強力に食いつくイメージだったので、まず無理だろうと思ってたのですが・・・
意外にもあっさりと剥がすことができました!
固まっても有る程度弾力が有るので、スーっと刃が入っていきます。
これは使えそうですね♬
まとめ
その後少し汚れていたマットを燃料用アルコールでふき取ったら綺麗になりました。
そんなに色々こぼしたり汚したりする訳では有りませんが、ちゃんとリカバリー出来るという事で安心して使えますよね!
刃がマットに沈み込まないという事で滑らかにカットできる反面、サークルカッターの芯がブレて使いにくい面もあるのでこれだけで全て賄えるかというと少し疑問です。
まあちょっとプラモデルを作ってる人なら普通のカッターマットはもうお持ちでしょうから、追加で購入して使い分ければお互い長所を生かせると思いますよ!
デカール切る時にも重宝しそうですしね。
今回色々試してみて、迷っているなら抑えておいても良いアイテムだと感じました。