デカいキットも基本が大事 ヒケを強引に修正⁉ タコム 1/16 ティーガー1初期型
全体のパーツを見ながら軽く仮組みを進めていたティーガー1ですが、大きなキットなので覚悟はしていましたが、ヒケやパーツの歪みなどが結構見られます。
そんな部分をしっかりと修正して、車体を仕上げてから細部を接着していく方法で組み立てていこうと思います。
なにせ物がデカいんでひとつひとつ画像を撮るのも手に余りますが、頑張っていきましょう♪
写りが悪いですが車体の前面装甲ですね。
この部分は一体成型されているので、まずはそこから均していきます。
ウェーブのヤスリ放題という面だしに便利なツールに、320番のペーパーヤスリを貼り付け豪快に削っていきます。
凹んでいる所が削れずに黒っぽく見えているので、結構ヒケているのが分かります。
車体下部のパーツは目立つヒケは他には無いので、サスペンションを接着してしまいます。
金属の棒をひねった時の戻ろうとする力を利用した仕組みのトーションバーサスペンションを再現していますね。
数が多いので大変ですが頑張って組んでいきましょう💦
サスペンションはそのままでは本物と同じように、プラスチックの棒のひねりで可動できるぐらいですが、いい塩梅の車高に固定できるようピンがモールドされてます。
物のデカさの割にピンは細めなので破損に気を付けてください。
私は1本折ってしまい、サスペンションが可動状態に・・・。
まあ、一カ所くらい組んでしまえば分からないでしょう。
車体の上部前面装甲。
パッと見は問題無いように見えますが・・・
裏から車体内部のパーツを貼り付けますが、結構なソリが見られます。
これは多めに接着剤を付けて固定し、強引に均しました。
このキット、将来的にインテリアキットも予定しているのか、一部内部も再現されています。
こんなに反りまくってるキットのインテリアも作ると思うとゾッとしますけどね😆
側面装甲と共に本体に接着しました。
側面装甲は二枚の板を張り合わせて厚みを出していますが、これもそれぞれ多少歪みが有りましたが、しっかり固定&接着の荒業でお互いが引っ張り合うのかまっすぐになりました。
う~ん、しかしこのキット どこもかしこも結構反ってますが、他社のビックキットもそうなんでしょうかね?
まあ 修復不可能な程ではないですけどね。
ここでツルピカの装甲に表情を付けるべく、腰の強い筆に流し込みタイプ接着剤を付けて表面を溶かしながらトントン叩いていきます。
1/35でも同じ筆でやってるんで、どうかと思いましたが結果はオーライな感じですね。
とりあえず車体全体をトントンしました。
もうデカくて面倒なんで、撮影ブースにも入れずに撮ってますよ。
そのままだと少し荒すぎる感じもするので、今度は溶きパテをトントンしました。
これで少し落ち着いた雰囲気になりますね。
ついでに砲塔部も施しておきます。
乾燥後に600番くらいのヤスリで軽く慣らして、完成です。
このキットはグリルから見える部分だけ内部構造が再現されています。
ラジエターに繋がる導風板(? )はあらかじめ車体上面に貼り付けます。
オキサイドレッドで塗装しておきました。
ラジエターとファンは本体に接着。
メカサフのスーパーヘビーで塗装しておきました。
前面はバイザーと前面機銃だけは再現されています。
バイザー部の防弾ガラス部はもちろんクリアパーツなので、外側からマスキングしておきます。
一応ラジエターファンの部分はハッチが可動するのですが、エンジンルームがガラ空きなのが見えるので開ける事は無いかと。
フルインテリアキットのための布石でしょうね。
ここでまたもや気になる所を発見してしまいました。
車体と砲塔の間に不自然なすき間が・・・
重量感が大切な戦車模型としては由々しき事態です。
どうしても物がデカいと歪んでしまうので仕方ないですが、どうしたもんかとひとしきり悩みました。
そこでふと、金属の板でも強引に瞬間接着剤で貼り付ければ矯正できるんじゃないかと思い付きました。
しかしそんな都合よく金属の板なんて。
都合よく有りましたよ金属の板👍
いくつか積んである1/700艦船模型が有るんですが、それに付属している重りの板が良いんじゃないか?と思い付きました。
艦船模型は特に金属の板は無くても問題無いので、有難く流用させてもらいます。
3カ所程貼り付けて、ほぼ歪みは解消されました。
ついでに後部装甲も気になって金属定規を当ててみました。
画像では分かりにくいかもしれませんがこっちも結構歪んでて、それがパーツのはめにくさにも影響しているようです。
という事でこちらも裏側から金属板を貼り付け矯正です。
元々デカいので重いんですが、これで更に重量増し増しですね。
これで上面装甲もスムーズにはまって、しっかりと接着することができます。
砲塔と車体の隙間もなくなり、バッチリですね。
車体部のハッチは小改造で開閉可能です。
中身が無いので完成後は特に開けませんが、塗装後にペリスコープだけ差し込みたいので可動としておきました。
これだけ付けてしまえば後は、車体内部に付けるパーツも無いので車体はしっかりと接着してしまいます。
これで多少強引ではありますが、カッチリとシャープな印象の車体が出来ました。
あとは外装に取り組んでいこうと思います。