さて前回車体の組み立てがほぼ終わったタミヤ38(t)
残りのパーツの組み立てに入っていきましょう。
戦車で一番面倒なのはキャタピラの組み立てと転輪の整形だと思ってるので、後はたいしたパーツも残ってないしサクサクと出来そうです。
戦車模型では個人的に一番好きな砲塔の製作です。
またこちらも車体同様リベットだらけの装甲再現のため箱組みですが、もちろん合いはバッチリなのでしっかりと仮組みしながら組んでいきます。
砲塔内部も塗装の指示が有りますが、とりあえず完成したらほとんど見えないのでそのまま組んじゃいます。
精度も高いのであっという間に形になりますが、ゲート処理を熱心にやり過ぎたためか少し隙間が出たところをパテ埋めしました。
そういえば機銃の穴は開いてないので、ナイフの先を中心に当てて回転させて開口しました。
精密感が出てちょっと嬉しいポイントです!
キューポラ*1は沢山のパーツで再現されていますが、外部から見えてなおかつ完成後にはどうしても塗装できない部分が有ります。
実物がどんな物なのか手元に資料が無いので分かりませんが、とりあえず説明書通りに左右と後ろ側につく覗き窓の内側に付くパーツをつや消し黒で塗っておきましょう。
このような小さなパーツはランナーに付いた状態のまま、塗装してしまった方が塗りやすく手も汚れないのでお勧めですね。
キューポラを組み立て完成した砲塔を車体に載せました。
ほとんど形になってしまいましたね。
大戦初期の戦車はまだまだ車体も小さく、砲身も細く、キャタピラも細くで何だか可愛らしさが有りますよね。
ここまで来てキットに付属しているエッチングパーツを付け忘れていたのに気づきました。
赤丸のところですが、ここに異物防止のネットを貼り付けます。
当時の戦車に限らずですが、こういうエンジンルームやラジエターの換気口などには大きなゴミが入らないようネットが張られています。
今まで別売りな事が多かったですが、今回は純正でセットされています。
エッチングパーツの切り離しは、まず厚めのプラ版の上に置き、強度のあるチタンコートカッターで何度かなぞりながらカットして、残ったゲートをダイヤモンドヤスリで削っています。
これが一番早くて綺麗にカットできますね!
瞬間接着剤を少量使って接着した後は 、塗装に備えてメタルプライマーを塗っておきます。
このプライマーは金属パーツには食いつきにくく剥がれやすい塗料を、しっかりと定着させる効果が有ります。
エッチングパーツを使ったら、必ずその部分には塗っておきましょう。
ここまで来たら後はその他装備品だけ。
ジェリカンや雑具箱、予備キャタピラなどは塗装のしやすさを考え、本体とは別に塗装します。
ここで少しだけ拘りポイントを。
説明書指定の予備キャタピラA18パーツはセンターガイドにへこみが無く、車体に装着されているキャタピラと型が違います。
なぜか余剰パーツのj3のパーツが同じへこみが有るタイプなのでそちらを使いましょう。
キューポラに付くハッチの裏には、押し出しピン跡が有るのでそれだけパテで整形しておきます。
他のパーツは組み立てるだけで十分でしょう。
次回は塗装に入っていきます。
*1:砲塔上面に設置された内部から潜望鏡などで外部を視察できる司令塔