「戦闘メカ ザブングル」の後半主人公メカ ウォーカーギャリアに皆さんどんなイメージを持っているでしょうか?
本放送のアニメを見てない比較的若い世代の方も、スーパーロボット大戦等のゲームで登場するのでご存知の方も多いのではないでしょうか?
しかしここを見てくれている方の多くは、当時毎週放送されるアニメを見つつ発売されるプラモを楽しんでいたのではないでしょうか?
当時発売されたザブングルのプラモデルは、もし本当にウォーカーマシンが実在したら・・・というイメージで作られており、アニメ劇中では描かれていないラッタル、ウインチ、スコップやツルハシなどが付いていたり、人が乗るだろうと思われる場所には滑り止めモールドがされていたりしました。
リアルロボットというキーワードにハマっていた当時の自分には、物凄く新鮮に映った物でした。
正直、当時のバンダイの技術力の限界なのか主人公メカザブングルはお世辞にもカッコいいとは言えない出来でしたが、劇中での活躍に脳内補正されてしまっているのでやっぱり買ってしまいましたね💦
そんなリアルロボット全盛期の最中、ショッキングな事件が起こります。
当時初となる劇中での主人公メカ交代劇があり、そりゃ当然「主人公メカなんだから1/100ウォーカーギャリアは出るだろう?」と高を括っていた当時の少年たちに、バンダイは発売予定を出しておきながら中止するという決定を下したのです‼
まあ、今となれば毎年一作ずつ作られる冨野監督のリアルロボットアニメのペースにプラモデルの開発が追い付かずに中止にされたんだろうという大人の事情も理解できます。
でも当時のガキンチョにはショックでしたね~!!
まあその辺のいきさつは以前もだらだらと書きましたが・・
てなわけでもう10年以上前になりますが、このR31/100ウォーカーギャリアが発売された時には胸が熱くなったのを覚えています。
当時も作りましたが、もう一度作ってみたくて今回ウォーカーギャリアを手に取ってみました。
以上興味のない若い人たちが見たら「なに熱くなってんだこのオジサン⁉」ってなりそうですが、私にとってそのくらい思い入れのあるプラモデルなのだという事なのでした♪
これは泣けるぜ !!ウォーカーギャリア
まずはこの箱絵からもう泣けますね!
当時の旧ザブングル1/100シリーズを踏襲したホワイトパッケージに巣立ちのイラスト。
このタミヤのミリタリーミニチュア風パッケージがもう・・・「そうそう!そうだよ当時これを夢見たんだよバンダイさん!」と熱い気持ちが沸き上がります。
また、発売当初は帯封が下部に巻かれて気付かなかったんですが、その帯封を外した下におまけのレッグタイプが描かれているといううサプライズ。ビリンとマリアももちろん付属していますよ!
組立説明書にプラスして往事を知る方には見た事ある様な冊子が・・。
ザブングル放映当時、模型店に置いてあった「模型情報」を模したミニ冊子が付属してます。
ウォーカーギャリアのメカデザインをされた方、バンダイの当時の開発者の方、1/100ギャリア発売中止事件などの濃い内容が記載されてます。
読んでるだけで模型店でワクワクしながらプラモの箱を手に取ったあの時を思い出しちゃいますね!
ギャリィホバー
ではここいらでキット本体を見ていきましょう。
まずはギャリィホバーから。
もともとたいした色数でもないウォーカーギャリアは、全て成型色で色分けされています。
ギャリィホバー時にMSスタンドに展示できる接続パーツも付属してます。
保持力十分でしっかりとこの状態のまま飾れます。
ローターは息を吹きかければ滑らかに回転!!
これ重要ポイントです。
ホバー時は手首はシャッターで閉じれれている所もちゃんと再現。
流石です。
機体下面のディテールもぬかりなく再現。
ギャリィウィル
お次はギャリィウィル。
もともと単純な変形なので、ウィル形態も完璧再現ですね。
タイヤは納得のゴムパーツで再現。
トレッドパターンもゴツくていい感じ。
足裏のでっぱりもゴムパーツになっており、滑らないので受験生も縁起物で持っておくべし。
コクピットにはもちろん「ちびまる子ちゃん」の声でおなじみのタラコさん演じるチルとラグが搭乗。
ホバーとの接合部分もディテールに手抜き無し。
では「チル!ドッキングだ~!」「ハイだわさ~!」
ウォーカーギャリア
合体してウォーカーギャリアへ!
スーパーミニプラや完成品のハイメタルRよりもマッチョさが強調されてますが、これはこれでイイ感じです。
劇中で装備されていた武器は一通り付属。
ライフル、バズーカ、ブーメランディオムですね。
全ての武器は手首にジョイントがありシッカリと保持することが出来ます。
バズーカは背中にマウントももちろんOK!
広い可動範囲で両手持ちもできますよ!
お尻の蓋を外すとスタンド差し込み用の穴が有るので~
ザブングルメカらしい元気いっぱいなポーズも思いのまま。
最終回、家出したエルチを探すために使用した投光器も再現されていますよ。
カバーを外せばウォーカーマシンの動力源、ガソリンエンジンも再現!
イメージ的にはディーゼルエンジンな気もしますが~。
そしておまけのレッグタイプはマリアとビリンで二体付属。
もうお腹いっぱいです!
みんな 走れ!!
という事でR3ウォーカーギャリアでした。
今でこそ、他にも完成品や食玩などでキット化されていますが、1/100でウォーカーギャリアが出るなど夢でしかなかったものです。
もう発売されて10年以上経ち、時の流れの速さに驚いたりもしますが、このキットの魅力はまだまだ色あせ無いですね。
当時同じ思いでギャリアの発売中止に涙した漢たちよ!
R3ギャリアで当時の自分に戻ってみるのも一興ですぞ!