接着剤を使わなくても組み立てることができるプラモデルが増えた昨今、まず揃えるべき工具はナイフやニッパーでしょう!
巷では色んな物があふれていますが、私も長年プラモデルを作ってきて結局よく使う物というのは絞り込まれてきました。
ここでは初心者の方や 久しぶりにプラモデルを作ってみようという出戻りの方に私おすすめの工具等を紹介したいと思います。
使用用途を限定し、必要最小限に揃える場合はどれが良いか?という視点での私の独断と偏見での選考ですので、軽~い気持ちで 参考にしていただければと思います!
タミヤ 薄刃ニッパー
「ニッパーなんて切れればいいし、切った跡が多少汚くてもナイフやヤスリで処理すればオッケーでしょ?」的に初めての方は考えてると思います。定価3,190円なんて、プラモもう一個買えちゃうしな~っと。
もちろん私もそう思って、ホームセンターの安物ニッパーで製作していました。しかし製作数をこなしてくると、道具にもこだわりを持ちたくなってくるもの。
そんな時、やっぱりタミヤの工具なら当たり外れはないだろうし,模型雑誌でもお勧めしていたので、思い切って買ってみました。
侮っていた分、こいつを初めて使った時は衝撃的でした。
「こ、こいつ・・切れるぞ!」(アムロ風に)
今まで安物しか使っていなかった自分に、まったく違う世界を体験させてくれました!挟む力が今までの半分以下、いや1/3くらいでスパッと切れて断面もほとんどつぶれていない。
パーツのギリギリを切ると流石にパーツがえぐれてしまいますが、2度切り*1すればほとんどその心配も有りません。
悪いことは言いません!弘法筆を選ばずと言いますが私たちは凡人です(少なくとも私は)。道具は良いに越した事はないのです。
パーツ処理する時間が短ければ、完成への時間短縮になり途中で面倒になって投げ出す可能性もそれだけ少なくなります。
初心者の方がまず初めに買うなら、タミヤの薄刃ニッパー!おススメです。
タミヤ モデラーズナイフ
タミヤ製品ばかり紹介していますが、とくに回し者という訳ではありませんよ。実際私が使っているのも有りますが、日本中どこでも手に入りやすい物というのが一番の理由です。
初めての方は とりあえずカッターなどの手持ちの武器から装備して製作に向かうと思いますが、紙とは違い硬さの有るプラスチックはカッターの刃では切りにくいです。
その点、刃の強度と切れ味のバランスの取れたこのモデラーズナイフならしっかりと削る事ができます。
また頻繁に刃を交換することが条件ですが、硬い板の上でエッチングパーツを押し切りしたりするのにも使えます。
こなそうと思えば、これ一本でプラモデルのナイフは事足ります。
まずナイフ揃えるなら、タミヤ モデラーズナイフ おススメです!
タミヤ デザインナイフ
さてお次はデザインナイフです。
おいおい見た目もそんなに変わんないし、モデラーズナイフと何が違うの?って事なんですが、デザインナイフの方が刃が小型で薄いです。
それに伴い切れ味も一段上手でより細かい作業に向いています。
この少しの差が精密作業時に効いてきます。
また切れ味が良いという事はニッパーの所でも言いましたが、ゲート処理の時間短縮にもなります。
逆にデメリットとしては精密ゆえに刃こぼれしやすい事ぐらいでしょうか?
ナイフ捌きにも慣れてきて、もう少し細かい作業に使いやすいナイフは無いか?となった時のおススメ!そんな時はデザインナイフですね♫
ゴッドハンド アルティメットニッパー
今回最後におススメするのはこちら!プラモ好きなら名前だけでも聞いたことは有る思いますが ゴッドハンドのアルティメットニッパーです。
名前のとおり現在自分が使った中で究極のニッパーだと断言できます。
刃物職人さんが一本一本手作りで仕上げたニッパーは、その細部にまで拘った造形と使い心地が他の物と全く違います。
前述したタミヤの薄刃ニッパーは手応えがパチンパチンとカットする感じですが、アルティメットニッパーは大した手応えも無くにゅっとした感覚だけが有り、初めてカットしたときは切れているのか分からないくらいです。
ランナーからカットした後も あまりに切り口が薄いのでパーツがランナーから落ちてこない事も多いです。
また二度切りしてパーツの間際でゲートをカットすると、切り口が綺麗すぎてどこが切り出した場所なのか分からなくなってしまうぐらいです。
デメリットとしては一本5,000円以上するお値段と、あまりの薄刃ゆえこじる様な使い方をすると刃が折れる可能性が高い事。
そのような声が多かったらしく、最近では刃先の幅を太めにして折れにくく改良されているそうです。
太いランナーをバシバシ切るのはおススメしませんが、細かいパーツを1度切りする時など非常に重宝するので、2本目のニッパーを購入するなら絶対的におススメします!
まとめ
今日は私が普段使うナイフとニッパーに絞ってご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
ナイフはともかく、ニッパーの方は多少値段は張るものの自信を持ってオススメできるものです。
今回紹介した物に限らず良い道具を使うと、まるで自分の腕が上がったかのような錯覚を覚えるほどです。
その仕上がりの良さに、なぜ今まで使わなかったのかとさえ思ってしまう事請け合いですよ!
皆さんが本格的にプラモデルを作ってみたいと思ったら、これらのツールを参考にしていただければと思います。
まだまだ紹介したいツールは沢山ありますから、今後も順次紹介していきますね♫
タミヤの商品ならツールに限らずこちらで 揃いますよ~
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*1:パーツから離れた所で一度切って、ランナーから外してからもう一度パーツ付近をカットする事