ながらく製作しておりました、トランぺッターティーガーⅠ完成となりました。
塗装、ウェザリングの項目などは以前にⅢ号突撃砲で詳しく解説したので今回は割愛といたしました。
良ければ以下を参考にしてみてくださいね♫
さて塗装の時間が中々取れない私なので、どうしても完成するまでに時間が掛かってしまうのですが、今回も3ヶ月程製作期間で掛かっています。
しかしながら実際に組み立てるのにはさほど時間が掛かっておらず、海外製キットにしては概ね組み立てやすく手間の掛からない方だと思いますヨ。
今回は折角付属しているツィンメリットを再現したプラシートを最大限使って組み立てています。
模様が均一すぎてちょっとワザとらしいのですが、一部をカットしてダメージを再現したりする分にはやりやすいですし、何より初心者の方にはありがたいんじゃないでしょうか?
キットでは再現されていなかったので、バイザーブロックの防弾ガラスを透明プラ版で再現しました。
かなりのぞき込まないと見えませんけどね。
塗装は一度作ってみたかった505重戦車大隊所属の車両で。
部隊マークの馬上の突撃する騎士がイカスやつです♫
エンジンデッキ上の異物侵入防止ネットも、エッチングパーツで付属しています。
履帯は連結固定式で一コマずつ繋げていく方式です。
コツを掴めば難しくは無いですが、ランナーから切り離し一個一個整形していくのはかなりの精神修行になります💦
この辺りはちょっと初心者の方にはお勧めできないですね。
実物には存在するセンターガイドの穴も開いていませんが、これを再現するには別パーツにする他なく更に作業が膨大になるのでキットとしてはこれで良いでしょう。
こだわる方は市販のアフターパーツで、再現するも良しですね。
ドラゴン製ティーガーⅠとの比較
ここで蛇足ながらドラゴン製のティーガーⅠと比較してみましょう。
ドラゴンのキットは15年以上前だったかに発売された、ディテールアップパーツ満載で3,400円という今では考えられない価格のキットです。
左がトランぺッター、右がドラゴンですね。
車高と、バイザーブロックの大きさが違いますね。
バイザーブロックは正直ドラゴン製の方が正しいのではないかと思います。
車高はドラゴンのサスペンションアームは、プラスチックの弾力を利用した可動式になっているため、組み立てると結構低くなってしまいます。
ただし実車が燃料弾薬をフルに搭載した場合は車高も下がるので、これはこれでアリかと。
何も搭載していない博物館の状態を再現したのが、トランぺッターかな?という気もします。
入れ替わって左ドラゴン 右トランぺッター
上面から。
正直完成してしまえば、普通の人は見分け付きません。
砲塔上面はトランぺッターが装甲強化した最後期型を再現しているので、形状が違います。
車体後部の誘導輪もトランぺッターは小型化された型を再現しているので形状が異なります。
当時ならともかく現在はドラゴン製キットの値上がりが凄まじいので、あまり買わなくなってしまいました。
こだわりが無いのであれば、高価なドラゴン製より安価で手間の掛からないトランぺッターかタミヤ製をお勧めしますね!
さて如何だったでしょうか?
値段、再現度、組み立てやすさのバランスがなかなかいい所でまとまっている好キットではないでしょうか?
良くも悪くも、ドラゴンとタミヤの中間位に位置するキットだと思います。
ドラゴン製品は再現度が素晴らしいですが値段がネックですし、正直付属している履帯は使えません。
タミヤは今となっては再現度は低めですが、何より作りやすいです。
しかし拘って作り込もうとするとディテールアップパーツなどにお金がかかり、結局ドラゴン製キットを超える値段になってしまいます。
その間に位置するこのキットで、妥協点を探ってみるのも良いかもですね!