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ドイツ軽戦車38(t) ウェザリングをしてみよう


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さて基本塗装が終わった38(t)、お楽しみのウェザリングに入っていきましょう。

汚すこと自体は最近のマテリアルを使用すれば簡単に出来てしまいます。

しかし、それをどう使うかによって完成した時のリアリティーが全く違ってきます。

あくまで実物の1/35の模型であるという事を念頭に置き、繊細に施していく事が重要ですね。

そこがウェザリングの難しい所でもあり、楽しいところでもありますね。

では早速順番に行ってみましょう♪

 

 ウエザリングの手順は?

ウェザリングを施そうとすると、その順番はどうやったら効率的なのか?意外と悩んじゃいます。

実際は調子を見ながら工程を、行きつ戻りつ行う事になる事が多いです。

しかしながら一応効率的だろうと思われる順番で今回やっていきます。

前回紹介したアーマーモデリング誌でも掲載されてますので、そちらを参考にしております。

 

www.puramodeblog.com

といっても今回は、全ての工程を行う訳では無いですね。

自分の好みでやりたい事だけやっていきます。

順番としては・・

 という具合でやっていきます。

段々工作に熱が入ってくると画像を撮り忘れてたりしてしまいますが、できるだけ解説していきますね!

 

 

ピンウォッシュ

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 まずはピンウォッシュから。

模型のディテールに暗い色を入れて見栄えを上げる技法です。

扉画像のクレオスのウェザリングカラーシェードブルー(以下SB)をメインにマルチブラック(MB)グランドブラウン(GB)を混色したカラーで構造物の奥まった所を塗ります。

 

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少し乾いたら、専用薄め液を付けた奥まった所は残しつつ 、色をボカシながら拭き取ります。

綿棒でも固めの筆でも良いのですが、私はガイアのフィニッシュマスターが使いやすくておススメです。

綿棒のように綻んだり、筆のように薄め液を含みすぎたりしないので凄く使いやすいですよ!

 

 

チッピング

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チッピングとは剥がれた塗装の下地を表現して、金属感を生む技法です。
今回はタミヤ 水性アクリル フラットブラウンにラバーブラックを混ぜて地金の色としてみました。
ラッカー塗装の上からなので、万一失敗しても多少は剥がしやすい塗料を選んでます。
 

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濃い目の塗料をスポンジを少しちぎった物に付け、ティッシュなどに付けてみてベトベトしなくなったら良いタイミング。
様子を見ながらチョンチョンと付けていきます。
スポンジの形がランダムさを生んで、自然な剥がれが表現できます。
あくまで戦車が木や瓦礫などに当たって擦れたり、人が搭乗するときに当たる場所などを想定してやっていきます。
 

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スポンジも良いですが狙った所に書き込みやすく、また手軽にという点ではガンダムマーカースミ入れペンもおススメ。
わたしはこれのブラウンで強調したいところに追加しました。
全てをこれで行うには根気がいるのと、ペン先の太さが一定なので傷の太さが同じになりやすいのが欠点なのでそこだけは気を付けましょう。

 

錆表現塗装

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さてお次は全面錆で覆われてるマフラーの塗装です。
錆の浮いたザラザラ感を出したくて、溶きパテを固い筆でトントンと叩き付けた後、タミヤ水性アクリルのレッドブラウン、ハルレッドの混色した物を塗りました。
こだわらなければ これだけでもそれっぽく見えると思います。
 

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その後ウェザリングカラーのGBやMB、ラストオレンジなどで表情を付けて単調さを消していきます。
最後にマフラーの先をタミヤ ウェザリングマスターBセットで煤汚れをいれて終了です。
 

 

 ストレーキング

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ストレーキングとは雨だれによる埃汚れや錆などの表現です。
今回はウェザリングカラーのGBを使用しました。
重力の流れに沿って垂直に、面相筆でそれらしく書き込んでいきます。
この時は多少太くなっちゃっても大丈夫です。
 

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乾いてきたなら今度は、ウェザリングカラー専用薄め液で少し湿らした平筆で、これも上から下へを意識して擦っていきます。
うっすらと残るぐらいがちょうど良いですね。
 

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ここまでで大体、車体上部のウェザリングは完了したところですね。
歴戦の戦車の雰囲気が出てきたでしょうか?
一度全体を見まわし、気になった所はもう一度追加で上記の作業をしてみてくださいね。
 

車体下部のウェザリング

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最後の工程、足回りを汚していきます。
まずは全体的に汚してしまうのに楽なので、タミヤ アクリルのフラットアースを薄く汚れそうな所に吹き付けていきます。
 

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ここでロコ組していた事が効果を発揮します。
外したキャタピラと転輪にも全体的にふわっと塗料を乗せておきます。
 

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そして今回はウェザリングペーストのマッドイエローを先の固い筆などでトントンと擦りつけていきます。
毎度の事ながら、この時点では「こんなわざとらしくて大丈夫かよ?」って思いますが後で何とでもなるので気にせずいきましょう。
 

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ちょっとピンボケしちゃいましたが、これをウェザリングカラー専用薄め液を含めた筆で上から下へと流していきます。
これで隙間にこびりついて残った汚れが再現できます。
大体転輪付ければ見えないので、適当でも大丈夫。
 

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キャタピラ部分にも同様に擦りつけていきますが、キャタピラの奥の泥はそうそう剥がれ落ちないので、表面だけ綿棒等で擦って落とします。
戦車のキャタピラは土の上を走っても、意外と接地部分はテカってるもんです。
 

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マッドイエローで全体的に汚しましたが、何だか浮いた感じがして気に入らなかったので、ウェザリングカラーのGBとグレイッシュブラウンを薄めて全体的にウォッシングしてみる事にしました。
一発で決まればそれが一番いいですが、ウェザリングは積み重ねる事でドンドン深みが出てくるので気に入らなければ積極的に修正していきましょう。
 

ウェザリング終了!

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その後、転輪部分や、車体部分も先ほどのGBとグレイッシュブラウンの混色でウォッシングを施し、一部拭き取ったりしたら終了です。

全体を落ち着かせるために、つや消しクリアーでも吹いておこうとおもっています。

ウェザリングもやり方が分かってしまえば、簡単な作業の積み重ねで有る事が分かってもらえると思います。

何より塗装しただけでは綺麗なプラモデルな所から、自分の手で鋼鉄の塊に変えていく作業はとても楽しいですよ♫

出来の良い戦車兵フィギュアがセットされてるので、こちらを塗装したら後日完成報告さえて頂きますね。

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 


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